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第一毛織と三星物産合併 李在鎔副会長の支配力強化へ

Write: 2015-05-26 15:00:21

三星電子の李健熙(イ・ゴンヒ)会長が心筋梗塞で倒れてから1年が過ぎているなか、三星グループの系列会社、第一(チェイル)毛織と三星物産の合併が26日、決まり、第一毛織の筆頭株主で、グループ全体の経営を率いている長男の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長の支配力の強化につながるとの見方が出ています。
第一毛織と三星物産は26日、取締役会を開き、合併を決めました。
新会社の社名は、「三星物産」で、合併は、第一毛織株1株に対して三星物産株0.35株を交換する方式で行なわれます。
7月の臨時株主総会を経て、9月1日付けで合併することになります。
三星グループは、新会社を衣食住産業やバイオ産業をリードする超一流企業に育て、三星グループの代表企業としての役割を果せるようにすると話しています。
新会社の売上は、去年の34兆ウォンから2020年には60兆ウォンになると見込んでいます。
一方、今回の合併によって三星グループの支配構造は単純化しそうです。現在三星グループの出資構造は、第一毛織が三星生命に、三星生命が三星電子、三星電子が三星物産に、さらに三星物産が第一毛織に出資している循環構造ですが、今回の合併で、新会社が三星生命と三星電子を支配する構造になります。
なかでも、0.57%に過ぎなかった李副会長の三星電子の持分が、合併によって4.1%に増えることになります。
これに先立ち、李副会長は今月15日に、三星生命の持分を保有する三星文化財団や生命公益財団の理事長に就任していて、三星電子への支配力を強める手続きが着々と進んでいるとの見方が出ています。

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