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韓中FTA 正式署名

Write: 2015-06-02 11:00:43

韓国と中国のFTA=自由貿易協定が1日、正式に署名されました。
双方の国会での批准がスムーズに進めば、年内に発効される見通しです。
韓国の尹相直(ユン・サンジク)産業通商資源部長官と中国の高虎城商務相は1日、ソウル市内のホテルで開かれた韓中FTA署名式で、英語版、韓国語版、中国語版の協定に正式署名し、交換しました。
2012年5月の交渉開始以降3年ぶりとなります。
政府の試算では、韓中FTAが発効すれば、今後10年間で、実質GDP=国内総生産の0.96%増加、価格の低下やサービス品質の改善など、146億ドルにあたる消費者厚生の改善、5万3800人の雇用創出効果が見込まれます。
また両国間の関税撤廃により、GDP12兆ドル規模の巨大市場が誕生するため、韓国の中小企業の中国市場への参入も本格化する見通しです。
なかでも、韓流効果によるファッション、化粧品、生活家電、高級食品などの輸出が伸びると期待されます。
政府は2、3日以内に韓中FTAの批准同意案を国会に提出する予定で、通商手続きに従って「韓中FTA影響評価の結果」や「韓国国内産業競争力強化策」もともに提出されることになります。
韓中FTAは、両国の国内手続きが終わったことを書面で通知した日から60日後、または両国が合意する日に発効することになります。
尹相直産業通商資源部長官と高虎城商務相は署名式のあとに開かれた記者会見で、「韓中FTAにもとづいて、韓日中FTAやRCEP=東アジア地域包括的経済連携など地域経済の統合の実現に向けて、ともに取り組んでいくことで一致した」と明らかにしました。
韓国のもっとも大きな貿易相手国で、投資相手国である中国とのFTAは、2005年に両国の民間レベルでの共同研究が始まって以降、2012年5月の交渉開始、去年11月の交渉妥結、ことし2月25日の仮署名を経て、今回の正式署名に至りました。

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