これまで医薬品として扱われていた韓国の高麗人参が、国際食品規格委員会(CODEX)で食品として公式に認められ、輸出の拡大が期待されます。
農林畜産食品部が7日、発表したところによりますと、スイス・ジュネーブで6日、開かれた国際食品規格委員会で、韓国が申請していた高麗人参製品の規格が、最終審議を通過し、世界規格として採択されたということです。
国際食品規格委員会は、食品の安全性と品質に関して国際的な基準を定めるために、FAO=国連食糧農業機関とWHO=世界保健機関が共同で設立した機関です。国際食品規格委員会によって定められた基準は、国際貿易を行ううえで、加盟186か国に対して国際基準として推奨されます。
これまで高麗人参は、食品ではなく、医薬品と見なされたため、輸出時に、厳しい通関手続きが求められただけでなく、関税の面でも不利でした。
しかし食品は、薬品に比べて多様な形での製品化が可能になるため、輸出の拡大が見込めます。
高麗人参が世界規格として採択されたことで、韓国は2001年のキムチに続いて2つの世界規格を有することになりました。