韓国の国家情報院の職員が18日、ソウル近郊の山中で遺体で発見されました。
この職員は国家情報院でサイバー安全保障分野の業務に携わっていたとされています。
韓国では最近、国家情報院がイタリアの会社からハッキング用プログラムを購入したことが明るみに出て、野党は、国家情報院がこのプログラムで国民を監視していたなどと主張していますが、国家情報院は、国民を監視するのではなく、北韓のサイバー攻撃に備える目的で使用しているとしています。
警察は、こうした状況で職員が負担を感じて自殺したのではないかと見ています。
発見された遺書には、ハッキング用プログラムを国民を監視する目的で使用したことはなく、誤解を招く恐れがある一部の関連ファイルを削除したと書き残されていました。
国家情報院は、疑惑を解消するために関連ファイルを復旧して公開するとしています。