12日の韓国株式市場は、中国人民銀行が2日連続で人民元の対ドル基準値を大幅に切り下げたことを受けて急落し、前日より11.18ポイント下がって、1975.47で取り引きを終え、ことし3月12日以来およそ5か月ぶりの最安値となりました。
中国人民銀行は11日、人民元の取引の目安として定めているドルに対する基準値を1.8%あまり切り下げたのに続いて、12日も1.6%切り下げ、事実上、輸出のてこ入れに踏み切ったものとみられています。
これを受けて、12日の韓国株式市場の総合株価指数は前日より6.61ポイント下落した1980.04で取り引きが始まり、1990ポイント台に回復する様相をみせましたが、人民元の切り下げ決定で再び下落し、結局、前日より11.18ポイント下落して、1975.47で取り引きを終えました。
総合株価指数は、11日に2000ポイントを割り、前日より16.52ポイント下がっています。
一方、ドルに対するウォン相場は終値が、1ドル当たり1190ウォン80銭となり、2011年10月4日以後3年10か月ぶりのウォン安ドル高となりました。