産業生産が2ヶ月連続で増加しました。
統計庁が30日に発表した資料によりますと、サービス業生産が1.7%増えましたが、鉱工業生産は、自動車や運送装備の生産は増えたものの、電子部品と機械装備が不振だったことで、7月の全体の産業生産は0.5%の増加にとどまりました。
電子部品や機械装備が不振だったのは、中国の成長鈍化で関連製品の輸出が減ったためとみられます。
消費の動きを示す小売販売は大きく改善しました。
小売販売はMERSの影響で6月には3%以上減りましたが、7月は衣類や家電製品の販売が大きく増え、全体としては1.9%増えました。
一方、景気の動きを示す景気動向指数は前の月より0.2ポイント下がりました。
企画財政部の関係者は、外国人の入国者が増え続けるものとみられ、内需は継続して回復すると予想されるが、中国の成長鈍化など、不確実な要因が残存しており、今後の景気を左右するだろうとしました。