アメリカのスーザン・ライス大統領補佐官が「アメリカも、中国も決して北韓を核保有国として認めない」と述べました。
スーザン・ライス大統領補佐官は22日、ワシントン大学で行った米中関係をテーマにした演説で、「アメリカと中国は、韓半島の完全で検証可能な非核化を求めるうえで団結している。両国は、北韓の核兵器や弾道ミサイルの開発に決然として反対する」としたうえで、アメリカも中国も決して北韓を核保有国として認めないと強調しました。
また25日の米中首脳会談は、核保有と経済的な発展という北韓の選択肢をさらに狭める方策について話し合うきっかけになるだろうと述べ、今回の会談で、北韓に対して核やミサイルの開発を中止するよう求めるメッセージを両国がともに発する可能性があることを示唆しました。
続いてライス補佐官は、「中国は北韓に影響力を及ぼすテコだ」として、中国に対して、北韓の非核化への役割をより積極的に果たすよう呼びかけました。