フォルクスワーゲンの排ガス試験をめぐる不正問題で、韓国でフォルクスワーゲングループに対する集団訴訟の動きが広がるなか、フォルクスワーゲン・コリアが、問題の車種の所有者に対してお詫びの手紙を送るとともに、リコール方針を公式に発表しました。
韓国で問題のディーゼル車種を購入した人は、合わせて9万2000人で、フォルクスワーゲン・コリアの関係者は7日、一人一人にお詫びの手紙を郵便で送るとともにリコール計画を発表すると述べました。
これは、アメリカの環境保護局が問題を明らかにしてから20日ぶりのことです。ただ、リコールの時期については、ドイツ政府の承認が必要だとして具体的には触れませんでした。
一方、フォルクスワーゲングループの高級車・アウディは、これといった方針を示していません。韓国で販売されたアウディのディーゼル車は2万8000台にのぼるとみられています。
韓国環境部は9月30日に資料を提出し、韓国で少なくとも12万台がリコール対象になると明らかにしています。