国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)に出席するため、フランス・パリを訪れている朴槿恵(パク・クネ)大統領は、韓国時間の1日、先月13日に発生した同時多発テロでおよそ90人が犠牲となったバタクラン劇場を訪れました。
朴大統領は、多くの花が置かれた献花台に花束をささげ、犠牲者の冥福を祈りました。
そのあと、朴大統領は、「コリアナウ、今の韓国」と題する韓国工芸ファッションデザイン展覧会を訪れました。この展示会は、来年の韓国とフランスの国交樹立130年を記念して開かれたもので、螺鈿漆器や伝統韓服などが展示されています。
朴大統領は、「今回の展示会が両国の文化交流をさらに拡大し、文化の地平を広げるきっかけになることを願う」と述べました。
朴大統領は、続いて、パリを訪れているロシアのプーチン大統領と会談し、極東地域での経済協力や韓半島の平和に向けた協力などについて、意見を交わしました。
朴大統領は、韓国時間の1日夕方、ユネスコ総本部を訪問し、韓国の大統領としては初めて演説することになっています。