最大野党新政治民主連合の安哲秀元共同代表は13日、国会で記者会見し、離党を表明しました。
安哲秀議員は、「党内での革新は不可能だという結論に達した。このままでは政権交代の希望も持てない」と離党の理由を説明しました。
そのうえで、「政権交代を実現できる政治勢力をつくる。そのために全力を尽くしたい」として、新党結成を示唆しました。
新政治民主連合は、盧武鉉元大統領の流れをくむ文在寅代表を中心とする主流派と、金大中元大統領系などの非主流派による内紛が絶えず、支持率が落ち込んでいます。
新政治民主連合が127議席を占めていますが、安哲秀議員に近い議員や金大中元大統領系の非主流派議員の離党も予想され、来年4月の総選挙を控えて、党の分裂は避けられないとの見方が出ています。