タイの難民キャンプにとどまっていたミャンマーの難民4家族、22人が23日、韓国に入国しました。
これらの難民は第三国定住制度に基づいて韓国に入国したものです。
第三国定住は、母国を逃れて難民となっているものの、一次避難国では保護を受けられない人をほかの国、第三国が受け入れる制度です。
韓国では2013年7月から難民法に第三国定住制度が盛り込まれましたが、この制度によって難民を受け入れたのはこれが初めてです。
入国した難民22人は、一次避難国のタイで韓国政府による書類審査などを経て、韓国政府が発行した旅行証明書を所持して、韓国に入国しました。
これで韓国はアメリカ、イギリス、オーストラリアなどに続いて、難民の第三国定住制度を実施する29番目の国になりました。
アジアでは日本が第三国定住制を実施しています。