メニューへ 本文へ
Go Top

一挙に0.5ポイント金利引き上げ 韓国銀行

Write: 2022-07-13 15:13:55

Thumbnail : KBS News

韓国銀行は、物価の上昇を抑えるため、政策金利を一挙に0.5ポイント引き上げる、いわゆる「ビッグステップ」を初めて行いました。
3か月連続で政策金利を引き上げたことも、韓国銀行史上初めてです。
韓国銀行の金融通貨委員会は13日、政策金利を0.5ポイント引き上げて2.25%にすることを全会一致で決めました。
金融通貨委員会が政策金利を0.5ポイント引き上げたのは、1999年に政策金利制度を導入してから初めてのことで、4月と5月に0.25ポイントずつ引き上げたのに続く、3回連続の利上げも前例がないということです。
新型コロナウイルスの感染拡大以降、0.5%にまで下がった韓国の政策金利は、去年8月から上昇に転じ、今月までの1年間で1.75ポイント上昇しました。
これについて韓国銀行は、「景気の下振れリスクが大きくなったが、高物価が続くのを防ぐための対応が、より重要だと判断した」と説明しています。
先月の消費者物価の上昇率は、原油価格と穀物価格の上昇などの影響で6%となり、24年ぶりの高い上げ幅となりました。
また、韓国銀行が先月、発表した期待インフレ率=予想インフレ率も、物価上昇に対する懸念が反映されていて、10年2か月ぶりの高さになりました。
これに加えて、アメリカが先月、政策金利を一気に0.75ポイント引き上げる、いわゆる「ジャイアントステップ」を断行し、韓米の金利差が、ほとんどなくなったことも影響したものとみられます。
金融市場では、アメリカの連邦準備制度が先月末に続いて今月末にも政策金利を再び0.75ポイント引き上げるという見通しが優勢となっています。
こうしたことから金融通貨委員会は、「物価は今後長期間、目標水準を上回ると予想されるため、利上げ基調を維持する必要がある」としており、追加の金利引き上げの可能性を示唆しています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >