アメリカの情報機関が韓国の国家安保室などを盗聴したとする文書に関するアメリカメディアの報道について、大統領室は11日、両国の国防長官は、文書のほとんどが偽造されたものだということで見解が一致したと明らかにしました。
大統領室は11日午前、記者団に対し、両国の国防長官による見解の一致について説明したうえで、「強固な韓米同盟のため、両国の信頼と協力体制をさらに強化していく」とする公式の立場を明らかにしました。
また、龍山(ヨンサン)の大統領室は軍事施設であり、前政権まで大統領執務室のあった青瓦台よりも強化された盗聴防止システムを採用しているとして、「大統領室に対する盗聴疑惑は根拠のない偽りの疑惑だ」と強調しました。
一方、アメリカ国務省の副報道官は10日(現地時間)、「同盟国を安心させるためにコミュニケーションをとっている」と明らかにしました。
この副報道官は、韓国に対するアメリカの献身を強調しながら、「アメリカは機密情報を含む文書を保護し、同盟国やパートナー国との関係においてセキュリティーを保つことに専念している」と述べました。