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性別適合手術後に強制除隊の元副士官 除隊取消請求訴訟1審で勝訴

Write: 2021-10-07 14:50:59

Thumbnail : YONHAP News

軍に服務中に、男性から女性への性別適合手術を受け、強制的に除隊された副士官の故ピョン・ヒス氏の除隊取り消しをめぐる裁判の第1審で、大田(テジョン)地方裁判所は7日、ピョン氏が生前に陸軍参謀総長を相手取って起こした除隊処分取消請求訴訟の1審で原告勝訴の判決を下しました。
争点となっていた、軍の病院がピョン氏に対して下した「心身障害3級」の判定について、裁判所の判定は違法だと判断しました。
裁判所は、国で性別適合手術による性別転換が許容されている状況で、ピョン氏が手術後、裁判所に性別訂正申請を出し、これを軍に報告したことから、軍はピョン氏に対して性別転換後の女性として心身障害の判断を下すべきだったとしています。
ピョン氏は、2019年11月、休暇中に海外で男性から女性への性別適合手術を受けた後、部隊に復帰し、女性として服務を続けることを希望しました。
これを受けて陸軍は去年1月、ピョン氏に対して、心身障害判定を下して強制的に除隊させ、ピョン氏は裁判中だったことし3月、自宅で亡くなっているのが見つかりました。訴訟は、遺族が原告の資格を引き継いで行われています。
1審の判決について陸軍は「裁判所の判断を尊重する」としたうえで、「判決文を確認したあと、今後の措置を検討する計画だ」と明らかにしました。

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