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文化

世界文化遺産の水原華城 35年にわたる宮殿施設の復元作業終了

Write: 2024-04-25 15:54:57Update: 2024-04-25 18:01:40

世界文化遺産の水原華城 35年にわたる宮殿施設の復元作業終了

Photo : YONHAP News

世界文化遺産に指定された、京畿道(キョンギド)水原(スウォン)市にある朝鮮王朝の城郭、華城(ファソン)では、もともと城郭の内側にあった宮殿やその関連施設を復元する作業が35年前から続けられてきましたが、このたび、復元作業が完了し、公開されました。  
 
今回、復元が完了したのは、ソウルから南へおよそ35キロの水原の華城にある、朝鮮王朝第22代王の正祖(チョンジョ)が行幸の際に宿泊するために作らせた離宮です。

建物は、合わせて21棟、576間の規模で、朝鮮王朝時代の離宮としては最大規模です。
 
韓国が日本の植民地となる前の1905年から徐々に建物が壊され、病院や学校、警察署などが建てられましたが、1989年に復元されることが決まり、2002年にはメインの建物である奉壽堂(ポンスダン)の復元が終わり、公開されました。
 
その後も、復元作業が進められ、今回、離宮全体として119年前の本来の姿を取り戻しました。
 
新しく公開されたのは、水原を訪れた官吏らが宿泊した于華館(ウファグァン)という建物や、正祖が母親の還暦を祝う宴会を開いた際に、70種類の料理を準備したとされる、台所の別厨(ピョルジュ)です。
 
別厨は記録には残っていたものの正確な位置は不明でしたが、2019年に、駐車場となっていた場所で遺跡を発見し、今回、建物が復元されました。
 
水原市は、復元された離宮を含め、華城を世界的な観光名所にしていく計画です。

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