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スピードスケート男子5000m イ・スンフンは5位
平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック、3日目の11日、スピードスケート男子5000メートルでメダル獲得が期待されていた韓国のベテラン、イ・スンフン(29)は6分14秒15で5位となりました。 長距離看板スターのイ・スンフンは11日、男子5000メートルに出場し、自己ベスト記録の6分7秒4、シーズン最高記録の6分12秒41に及ばない、6分14秒15で5位になりました。 1位はオランダのスベン・クラマーで6分9秒76、2位はカナダのテッドヤン・ブルーメンで6分11秒616、3位はノルウェーのスヴェレ・ルンデ・ペデルセンで6分1秒618でした。 イ・スンフンは2017札幌冬季アジア大会で5000メートル、10000メートル、団体追い抜き、マススタートで4冠を記録しています。 イ・スンフンは、15日に10000メートル、18日団体追い抜き予選、21日団体追い抜き決勝、24日マススタートに出場します。
2018-02-11

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平昌冬季オリンピック 開幕
韓国東部江原道の平昌で9日、冬のオリンピックが開会しました。 平昌は山あいのリゾート地で、ドラマ「冬のソナタ」のロケ地としても知られています。 平昌は2010年と2014年の冬季オリンピックにも立候補しましたが落選、3度目でようやく開催が決まりました。 韓国が初めて冬季オリンピックに参加したのは1948年のスイスのサンモリッツ大会でした。 それから70年が経ったことし、韓国で冬季オリンピックが開催されることになったのです。 アジアで冬季オリンピックが開催されるのは1972年の札幌大会、1998年の長野大会に続いて3度目です。 今大会には92カ国から選手団2925人が参加しています。 ソチ冬季オリンピックの88カ国、2858人を上回り、過去最大規模の大会となりました。 エクアドル、マレーシア、シンガポール、エリトリア、ナイジェリア、コソボの6カ国は初めての冬季オリンピック参加です。 アメリカは冬季オリンピック史上最も多い240人の選手団を派遣しました。 ロシアはドーピング問題で国際オリンピック委員会から平昌冬季オリンピック参加を制限されましたが、ロシアの選手たちは個人の資格で参加しています。 平昌と江陵、旌善で15競技102種目が行われる今大会は、スノーボードのビッグエア、スピードスケートのマススタート、カーリングの混合ダブルスなど、六つの種目が新たに採用され、楽しみが倍増しました。 金メダル数は102個と過去最多です。 韓国は今大会の開催国ですべての競技に出場します。 金メダル8個、銀メダル4個、銅メダル8個、メダル獲得ランキング4位を目指しています。 平昌冬季オリンピックは「平和の祭典」としても注目されています。 開会式では南北の選手が「統一旗」を掲げて合同入場行進しましたし、女子アイスホッケーは南北合同チームを結成して参加しています。 オリンピックを機に北韓の芸術団、テコンドー演武団、応援団が韓国を訪れ、高位級の代表団も開会式に合わせて韓国にやってきました。 北韓がオリンピックを政治的に利用していると懸念する声もありますが、オリンピックを機に北韓住民も世界の人たちとともに感動と平和を分かち合う意義は大きいでしょう。 待ちに待った平昌冬季オリンピック、25日まで17日間にわたって各国の選手が力と技を競い合います。 平昌冬季オリンピックの公式エンブレムは、天と地の間で人々が交わるとの意味が込められています。 平昌冬季オリンピックで世界中の人々が感動と平和を分かち合えることを期待したいものです。
2018-02-11

今週のキーワード

南北合同チーム スイスに0-8で完敗
オリンピック史上初の南北合同チーム結成となったアイスホッケー女子は10日、1次リーグ初戦を世界ランキング6位の強豪スイスと対戦し、0-8で敗れました。 文大統領と金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長が見守るなか、午後9時過ぎから始まった試合で南北合同チームは出場エントリー22人のうち北韓選手は3人が起用されました。 南北合同チームは全力で試合に臨みましたが、ソチオリンピックで銅メダルを獲得した強豪スイスの壁は高く、0-8で完敗しました。 世界ランキング22位の韓国と25位の北韓による南北合同チームは12日に5位のスウェーデン、14日に9位の日本と対戦します。
2018-02-10

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ショートトラック男子1500m  イム・ヒョジュンが韓国勢初の金
平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック、2日目の10日、ショートトラック男子1500メートルでイム・ヒョジュン(21)が、2分10秒485のオリンピック記録で韓国勢初の金メダルを獲得しました。 イム・ヒョジュンは3組に分かれて行われた準決勝でも2分11秒389で1位をマークし、決勝に進出しました。そして決勝戦で、オリンピック記録の2分10秒485を記録して1位、今大会初の金メダルを手にしました。 ショートトラック男子1500メートルが正式種目に採択された2002年以後、韓国勢が金メダルを獲得したのはイム・ヒョジュンが3人目です。 世界ランキング1位のファン・デホン(18)は2分11秒469の2位で決勝に進出しましたが惜しくもメダル獲得はなりませんでした。 競技場ではおよそ100人の北韓応援団が統一旗を振りながら南北の選手を応援しました。 北韓応援団は、「祖国統一」「われわれはひとつ」などと叫びながら、民謡「アリラン」や童謡「故郷」などの歌にあわせ、熱い応援を繰り広げました。 また、ショートトラック女子3000メートルリレーの予選が行われ、韓国は4分06秒387で1位となり決勝に進出しました。 韓国は20日に行われる決勝でオリンピック2連覇に挑みます。
2018-02-10

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平昌オリンピック、10日の主要競技
平昌オリンピック、10日に行われる主な競技です。 まず、ショートトラック男子1500メートルで韓国は今大会初の金メダルに挑みます。 試合は午後7時から始まり、韓国は世界ランキング1位のファン・デホンをはじめ、イム・ヒョジュン、ソ・イラが出場します。 そして、オリンピック史上初の南北合同チーム結成となったアイスホッケー女子は、10日夜9時過ぎから世界ランキング6位の強豪スイスと 1次リーグ初戦を戦います。 この試合、文大統領と金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長が揃って観戦することになっています。 南北合同チームは、韓国選手23人と北韓選手12人で結成され、南北の合意によって、毎試合、出場エントリーの22人のうち北韓選手が少なくとも3人以上含まれることになります。 4日に行われたスウェーデンチームとの練習試合は1-3で敗れました。
2018-02-10

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金正恩委員長 文大統領の平壌訪問を招請
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の特使として韓国を訪れている妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長ら北韓の高位級代表団と大統領府青瓦台で会談しました。 この席で、金与正氏は南北関係改善の意向を盛り込んだ金委員長からの親書を手渡し早い時期に平壌(ピョンヤン)訪問を招請する金委員長のメッセージを口頭で伝えました。 金与正氏は文大統領に対して「統一をリードする主役になるよう期待する」と語り、「できるだけ早く平壌でお目にかかりたい。金委員長と直接会って多くの問題で意見交換すれば、南北関係は速やかに改善するでしょう」と述べ、平壌での南北首脳会談を提案しました。 これに対して、文大統領は「条件を整え、実現していきましょう」と述べるとともに、「南北関係発展のためにも、米朝間で早期に対話を始めることが重要だ」と述べ、アメリカとの対話により積極的に臨むよう北韓側に要請したということです。 また双方は、韓半島の平和と和平のため南北が対話と交流協力を活性化していくことで一致しました。
2018-02-10

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「南北が笑顔で握手」 外国メディアも注目
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、北韓の高位級代表団として韓国を訪れている金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長と9日の平昌(ピョンチャン)オリンピック開会式で、「歴史的な握手」を交わしたと、外国メディアが一斉に伝えています。 金与正氏は、ペンス副大統領や安倍首相らと同じVIP席から開会式を見守り、式の開始およそ10分後に、文大統領がIOCのバッハ会長とともに入ってくると金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長とともに立ち上がり、明るい笑顔で文大統領夫妻と握手し簡単な言葉を交わしました。 また、南北選手団が合同で入場した際にも、立ち上がって笑顔で手を振っていました。 これについて、AP通信は、「文在寅大統領と金与正党第1副部長が歴史的な握手を交わした」と報道し、CBSニュースは、「アメリカのペンス副大統領は依然として北韓への強い圧力と制裁を強調しているが、開会式でひとつになった韓国が示したビジョンは強烈だった」と評価しました。 また、BBC放送は「韓国が開会式で南北融和と平和のメッセージを世界に伝えた」と紹介しました。 CNN放送は、「文大統領と金与正氏は2回も握手をしたが、すぐ側でペンス副大統領は固い表情をみせた。ペンス副大統領は開会式で北韓代表団と言葉を交わさず、開会式前の歓迎レセプションにも出席しなかった」と指摘しました。 ワシントンポストは、「月曜日に想像すらできなかったことが、金曜日に現実になった」として、「南北が、笑顔と共通言語で言葉を交わし、互いのメッセージを国際社会に堂々と伝えた」と紹介しました。
2018-02-10

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北韓、燃料提供要請を撤回
北韓が「三池淵(サムジヨン)管弦楽団」の団員らを乗せて韓国に入港した貨客船「万景峰92号」への燃料提供要求を撤回しました。 北韓の三池淵管弦楽団の団員は、貨客船「万景峰92号」で6日韓国東部の墨湖(ムゴ)港に入港し、平昌(ピョンチャン)オリンピック開幕前日の8日に江原道(カンウォンド)江陵(カンルン)で1回目の公演を、11日夜にはソウルで2回目の公演を行うことになっています。 団員らは万景峰号で寝泊りしていましたが、10日にソウルに移動したあと、貨客船「万景峰92号」は北韓に帰港させることにしたということです。 団員らは11日のソウル公演が終わったあと、12日に陸路で北韓に戻ることになりました。 韓国政府は北韓側の要求に応じて暖房用の燃料を提供する方向で調整を進めていましたが、北韓は「韓国側に迷惑をかけたくない」として9日、燃料提供要請を撤回したということです。
2018-02-10

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統一部長官 ヨジョン氏と非公開接触か
趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官が、9日に韓国入りした金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長と開会式が始まるまでのおよそ3時間、非公開で接触していたことがわかりました。 開会式前の歓迎レセプションに、北韓からは金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長だけが出席し、金与正氏や崔輝(チェ・フィ)国家体育指導委員長、李善権(リ・ソングォン)祖国平和統一委員会委員長は顔をみせませんでした。 統一部はコメントを避けていますが、金与正氏らは統一部長官との非公開接触で10日午前に 青瓦台で行われる文在寅(ムン・ジェイン)大統領との会談に向けた調整を行ったものとみられ、内容に関心が寄せられています。 会談は午前11時から行われ、続いて昼食をともにすることになっています。
2018-02-10

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朝鮮中央通信 代表団の訪韓を迅速報道
北韓は、平昌(ピョンチャン)オリンピックに参加するため韓国を訪れている高位級代表団の同行を迅速に報道しています。 朝鮮中央通信は9日、「平昌を訪れている金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長が開会式前の歓迎レセプションで文在寅大統領と暖かい言葉を交わし、記念撮影を行った。開会式に出席した各国の首脳級ともあいさつを交わした」などと迅速に伝えました。 そして、金永南最高人民会議常任委員長と文在寅大統領の握手場面と記念撮影の写真をホームページに掲載しました。 朝鮮中央通信は、高位級代表団が平壌(ピョンヤン)を出発し、韓国の仁川国際空港に到着した瞬間を含め、オリンピック関連ニュースを迅速に伝えています。 また、労働党機関紙「労働新聞」も、オリンピック開会式や高位級代表団の訪韓を一面と二面にわたって写真入りで大きく報道しています。
2018-02-10

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