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金正恩委員長の妹が韓国訪問へ
北韓は、9日開幕する平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックに金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の妹で労働党政治局員候補のキム・ヨジョン氏を高位代表団の一員として派遣する計画を伝えてきました。 最高指導者の直系血族が韓国を訪れるのは、今回が初めてです。 統一部が7日に発表したところによりますと、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長を団長とする高位代表団には、このほかに国家体育指導委員長を務めるチェ・フィ党副委員長、南北高官級会談北韓側団長のリ・ソングォン南北祖国平和統一委員会委員長も含まれるということです。 これについて、統一部は「北韓の今回の高位代表団は、労働党、政府、体育界の関係者で構成されていて、意味がある」との立場を示しました。 また、高位代表団の滞在日程など実務的問題については、板門店の連絡チャンネルを通じて協議していくとしました。 北韓はこれに先立って、金永南常任委員長を団長とする高位代表団を9日から11日に韓国に派遣する計画であると通知してきていました。 金永南氏は平昌オリンピックの開会式に出席する予定で、キム・ヨジョン氏も同席するものとみられています。
2018-02-07

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平昌の警備員宿舎でノロウイルスか 41人が下痢や腹痛
9日に開幕する平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの大会組織委員会は5日、オリンピックの警備員ら41人がノロウイルスに感染したとみられると発表しました。 組織委員会によりますと、4日から5日にかけて、平昌郡の施設に宿泊している警備員41人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、近くの病院で検査を受けたということです。 検査の結果、32人は感染が確認され、残りの9人については、検査の結果を待っているということです。検査の結果は6日に発表されます。 食中毒が発生したのは、主にセキュリティを担当する運営スタッフが泊まる宿舎でで、この宿舎に滞在しているおよそ1200人の警備員について、隔離措置が取られています。 警備員の一部は平昌の選手村を担当していましたが、選手への感染は確認されていないということです。 隔離された1200人に代わって韓国軍から900人が投入されましたが、人員不足を心配する声があがっています。 組織委員会関係者は、「宿舎で使用した地下水が原因ではないか」と話しています。地下水の汚染が確認された場合、地下水を閉鎖し、地下水を使用する宿舎については、地下水殺菌・消毒装置の管理を強化するとしています。
2018-02-06

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CNN 「イヴァンカ・トランプ氏、平昌五輪閉会式に出席へ」
アメリカのドナルド・トランプ大統領の長女で大統領補佐官を務めるイヴァンカ・トランプ氏が平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの閉会式に出席すると、CNNが現地時間の6日、ホワイトハウスの関係者の話として伝えました。 それによりますと、イヴァンカ氏は、大統領使節団と共に、閉会式出席のため韓国を訪れるということです。 イヴァンカ氏の閉会式出席は、父であるトランプ大統領とアメリカオリンピック委員会の要請により実現したということです。 イヴァンカ氏は、閉会式のほか、アメリカの代表チームが参加するいくつかのスポーツイベントにも出席するということです。 大統領府青瓦台は、この報道について、「トランプ大統領の家族の韓国訪問について、アメリカ政府と協議を続けている」としています。 トランプ大統領は4日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領との電話会談で、平昌オリンピックに使節団を派遣すると表明しており、メンバーは数日以内に発表されるものとみられています。
2018-02-06

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テロ対策で外国人3万6000人入国禁止へ
平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックを安全に開催するため、国家情報院が対テロ安全対策本部を立ち上げ、テロ組織とのかかわりが疑われる外国人3万6000人あまりの入国を禁じたことがわかりました。 国家情報院が5日、国会の情報委員会で報告したところによりますと、国家情報院は、平昌オリンピックのテロ対策として先月29日に、17の機関が参加する対テロ安全対策本部を立ち上げ、運営しているということです。 また、海外の情報機関と連携して、テロ組織とかかわりが疑われる外国人3万6000人あまりに対して入国禁止措置を取ったということです。 さらに、国家情報院は、過激派組織「イスラム国」など国際テロ組織のターゲットとなる可能性など安全を脅かす要因を分析しているほか、競技場や選手村など18の施設に対する安全統制室を運営していると報告しました。
2018-02-06

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米副大統領 「平昌で北への圧力強化呼びかける」
9日に開幕する平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの開会式に参加するため韓国を訪れるアメリカのペンス副大統領は、韓国訪問で、北韓に対して圧力を強めることを呼びかけるメッセージを強調する見通しです。 アメリカのワシントンポスト紙によりますと、ペンス副大統領は現地時間の5日、韓国に先立って訪問する日本に向けて出発する前に、オリンピック期間中、北韓に対するあらゆるオプションがテーブルのうえにあるというトランプ大統領のメッセージを強調し、平昌オリンピックを利用して北韓が体制の宣伝に乗り出すことを阻止する考えを示したということです。 ペンス副大統領は6日夜、日本に到着し、7日に安倍首相と会談を行ったあと、8日には韓国に向かい、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談、そのあと、平昌オリンピックの開会式に出席することになっています。 開会式にはペンス副大統領の招待で、北韓で拘束され帰国後に死亡したアメリカ人大学生・ワームビアさんの父親が出席する予定で、トランプ政権として、北韓の劣悪な人権状況を世界に向けて発信し、北韓に対する融和ムードが広がらないようけん制する狙いがあるとみられています。 ペンス副大統領が北韓代表団を率いて韓国を訪問する金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長と会談する可能性について、アメリカ政府は「会談の予定はない」としていますが、ティラーソン国務長官は「何が起こるかは見守る必要がある」と、含みを残しました。
2018-02-06

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北韓序列2位の平昌派遣 青瓦台が歓迎
北韓が平昌冬季オリンピックに序列2位の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長を派遣すると通知してきたことについて、大統領府青瓦台が歓迎の意を示しました 青瓦台の報道官は5日、定例の記者会見で、「金永南最高人民会議常任委員長を団長とする北韓の高官級代表団の韓国訪問を歓迎する。多様な意思疎通の機会を準備している」と述べました。 また、「金永南最高人民会議常任委員長は、これまでに韓国を訪れた北韓の要人のなかで最高位級だ」としたうえで、「これは、南北関係の改善とオリンピックの成功に向けた北韓の真摯で誠意ある姿勢を反映したものだ」と評価しました。 ただ、青瓦台は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が金永南最高人民会議常任委員長と会談するかどうかについては、まだ結論付けていないもようです。
2018-02-06

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北韓の芸術団 「万景峰号」で韓国到着
平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックを前に、北韓の芸術団の本隊を乗せた北韓の貨客船「万景峰(マンギョンボン)号」が6日午後5時ごろ、江原道(カンウォンド)東海(トンヘ)市の墨湖(ムコ)港に到着しました。 「万景峰号」は、 午前9時50分に北方限界線を越えたあと、韓国の警備艇に伴われ航行し、墨湖港に着いたものです。 これに先立って、朝鮮中央通信をはじめとする北韓のメディアは、芸術団が5日、平昌冬季オリンピックの祝賀公演のため、平壌(ピョンヤン)を列車で出発したと、一斉に報じました。駅では北韓の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長らが見送ったということです。 芸術団は「三池淵(サムジヨン)管弦楽団」の玄松月(ヒョン・ソンウォル)団長が率いており、芸術団員114人と支援スタッフの合わせて140人からなっています。列車で東部・元山(ウォンサン)まで移動し、「万景峰号」に乗ったということです。 北韓の船は、韓国の独自制裁で入港を禁止されていますが、韓国政府はオリンピックを成功させるためとして例外的に受け入れました。 統一部当局者は、2002年の釜山アジア大会などの前例にもとづき、「万景峰号」に食事や燃料、電気などを提供する予定だと明らかにしました。 韓国での日程については、韓国側と競技して決める予定で、一部は6日にも公演会場となる江陵(カンヌン)アートセンターを訪れるものとみられています。 芸術団は、開幕前日の8日にオリンピック氷上競技の会場がある江原道江陵の江陵アートセンターで、11日にソウルの国立劇場でそれぞれ公演を行います。 一方、北韓の金日国 (キム・イルグク)体育相をはじめ、応援団、テコンドー演舞団、記者団ら280人が7日、陸路韓国入りすると、北韓側が6日午後、通知してきました。
2018-02-06

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文在寅大統領 五輪首脳外交スタート
文在寅大統領は5日、平昌で開かれるIOC総会の開会式に出席します。 文在寅大統領は江陵アートセンターで行われる開会式で、平和オリンピックの実現に向けたIOCの協力に謝意を表明することにしています。 一方、オリンピック期間中、21カ国から首脳クラス26人が平昌を訪問する予定で、文在寅大統領は首脳外交に努めることにしています。 文在寅大統領はオリンピック期間中、アメリカ、日本、中国など、14カ国の首脳クラスと会談する予定です。 6日にはエストニアのケルスティ・カリユライド大統領と、7日にはカナダのジュリー・ペイエット総督、リトアニアのダリア・グリバウスカイテ大統領と会談します。 また、8日にはアメリカのペンス副大統領、中国の韓正(かん・せい)共産党中央政治局常務委員に会い、9日には日本の安倍晋三首相と会談する予定です。 アメリカ、日本、中国の首脳クラスとの会談では、北韓問題が主要議題になる見通しです。
2018-02-05

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北韓芸術団の韓国公演 先発隊が韓国入り
平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの開催を祝って、韓国で公演する予定の北韓芸術団の先発隊が、5日、韓国入りします。 統一部によりますと、韓国の江陵(カンヌン)とソウルで公演する予定の北韓の三池淵(サムジヨン)管弦楽団の先発隊23人が、5日の午前中に韓国入りする予定だということです。 先発隊は、公演に使われる楽器や音響装備など公演に必要なものを北韓から持ち運び、会場の江陵アートセンターでステージの設置など公演の準備を行います。 三池淵管弦楽団の団員140人は6日に韓国入りする予定です。 また、今回の公演の演目については、韓国の歌が多く入っており、詳細は後日発表すると、北韓側が2日、韓国側に伝えているということです。 平昌冬季オリンピックの開催を祝う三池淵管弦楽団の公演は、8日の夜8時に江原道(カンウォンド)江陵市の江陵アートセンターで、11日の午後7時にソウル市の国立劇場でそれぞれ開かれます。
2018-02-05

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国連事務総長 「オリンピックは北韓に重要な機会」
平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックに北韓が参加することについて、アントニオ・グテーレス国連事務総長は、「北韓にとってこの機会は非常に重要だ」と述べました。 国連のグテーレス事務総長は、現地時間で2日、ニューヨークの国連本部で、韓国の記者団とインタビューを行いました。 この席でグテーレス事務総長は、「南北間の交流の拡大は肯定的なことである。また、オリンピックはそれ自体が重大な意味を持っており、大きな進展を成し遂げるきっかけでもある」と述べました。 また、「オリンピックが終わってから、韓半島の緊張感を高めることにつながるあらゆる行為が発生しないことを希望する」と述べました。 さらに、韓半島の非核化を実現するためには、北韓とアメリカの間で有意義な対話が行われる必要があると訴えました。 一方、北韓が制裁に強く反発していることについては、北韓への経済制裁は国連の安全保障理事会が全会一致で決めたことが重要であると述べました。 しかし、その一方で、北韓に対する人道支援は、政治とは別のものとして中立的な立場で行われるべきであると強調しました。
2018-02-05

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