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韓米 北韓ミサイル対応で「4D」概念を作戦計画に発展へ
2015-04-17 Updated.
 
韓国とアメリカは、有事の際に北韓のミサイルを破壊する段階を含めた作戦概念を「作戦計画」に発展させる方針を打ち出しました。
韓国国防部が16日発表したところによりますと、韓国とアメリカの国防当局は、現地時間の14日と15日の2日間、アメリカ・ワシントンで第7回統合国防協議体(KIDD)の会議を開き、北韓のミサイルに対する防衛計画を策定し、有事の際に探知、追跡、破壊する一連の作戦概念である「4D」概念を具体化し、作戦計画の水準に発展させることにしたということです。
「4D」は「防衛(Defence)」「探知(Detect)」「撹乱(Disrupt)」「破壊(Destroy)」を指し、軍事衛星や高高度無人偵察機などの監視・偵察戦力を用いて北韓のミサイル発射を抑止し、有事の際には北韓のミサイルによる被害を最小限に抑え、かく乱させる防衛作戦を遂行するものです。
韓米は、「4D」概念を速戦即決の作戦計画に発展させることで合意していて、北韓の核兵器小型化技術がミサイルに搭載できる程度まで進んでいると判断したことが背景にあるものとみられています。
北韓は、短距離弾道ミサイル「スカッド」、中距離弾道ミサイル「ノドン」、新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」のほか、移動式大陸間弾道ミサイル「KN08」を開発していて、最近では射程距離およそ200キロの新型戦術弾道ミサイルと新型ロケット砲を開発しています。
北韓が核弾頭をミサイルに搭載する能力を確保すれば、韓米連合作戦計画を一から変更しなければならないと、軍事専門家らは指摘しています。
韓国軍は、北韓の核・ミサイルに対抗し、KAMD=韓国型ミサイル防衛システムと、北韓の核・ミサイル発射兆候を探知し、先制攻撃する「キルチェーン」を2020年初めごろまでに構築することにしています。 
 
 
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