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北のムスダン、現状では迎撃不可能 サード議論浮上
2016-06-25 Updated.
 
北韓が22日に発射した中距離弾道ミサイル、ムスダンに対して、韓国の軍当局が、現在の迎撃ミサイルでは防御が難しいという見方を示したことから、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム、サードの配備をめぐる議論が浮上しています。
軍の関係者が24日、明らかにしたところによりますと、「北韓が22日に発射した中距離弾道ミサイル、ムスダンの飛行過程をシミュレーションで再現したところ、現在韓国軍がもっているミサイルでは迎撃に限界がある」ということです。
一方、国防部の韓民求(ハン・ミング)長官は24日、記者懇談会で「北韓のムスダンをサードが迎撃できるか」という質問に対して、「確認が必要だが、迎撃できると認識している」と述べました。
ただ、ムスダンは、射程距離が最大で3000~4000キロと、有事の際、韓半島に展開されるアメリカ軍の戦力がいる太平洋のグァム基地をターゲットにしているといわれています。そのため、ムスダンを迎撃するためにサードを配備すべきだという主張は説得力がないとの声があがっています。
その一方で、北韓が今回のように、高度1400キロまで高角発射をして、射程距離400キロのところで落下させた場合は、韓国が射程圏内に入ることから、サードの配備が必要だという声も出ています。
北韓の挑発が続く中、サード配備をめぐる議論が激しくなるとみられています。
 
 
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