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ライフスタイル

第413話 韓国人の旅行形態について

#アジュンマの井戸端会議 l 2017-01-26

玄海灘に立つ虹

第413話 韓国人の旅行形態について
去年、海外に行った韓国国民の10人中3人が一人旅だったことが分かりました。

インターネットのチケットサイト、インターパークツアーが、去年販売した国際線航空券のデータ462万件を分析した結果分かったもので、販売した航空券全体の32%に当たる147万件が一席だったということです。

これを年齢別にみますと、30代が一番多く、38%を占めていました。次いで20代、33%でした。さらに詳しくみますと、25歳から39歳が全体の約60%を占めていました。この年齢層は、韓国で「1コノミ―(1人とエコノミーを合わせた造語)」という造語が使われているほど増えている「おひとりさま市場」をリードしている層でもあります。

また、同じく去年、男性(47.7%)より女性(52.3%)のほうが一席を購入した人が多く、一人旅は男性より女性のほうが積極的であることがうかがえます。一人旅の目的地としてもっとも多かったのが、東京でした。次いで上海、大阪、バンコク、香港の順でした。やはり近いところが好まれているようです。

一方、一人旅ではなく、海外旅行全体で、去年韓国人がもっとも多く訪れた都市は大阪でした。2位は東京、3位は台北、4位はバンコクでした。以下10位までは、香港、上海、福岡、シンガポール、グアム、マニラの順でした。上位10位までで旅行客全体の43.8%に達しています。イギリスのロンドンやフランスのパリ、イタリアのローマなどこれまで人気だったヨーロッパは、上位10位以内に入っていません。これら都市が上位10位以内に入らなかったのは、インターパークツアーでは去年が初めてだということです。テロの危険がなくなっていないことが原因とみられます。 

年齢によって、人気のある旅行地は少しずつ違っていました。すべての年齢層で愛されている大阪、東京、台北を除くと、20代ではそれでもロンドンとパリが1位でした。ヨーロッパがバックパック旅行地として若い世代、特に大学生の間で人気が高く、それはテロの危険にさらされていても変わらないようです。30代はバンコクとグアム島への旅行が多いです。代表的なリゾート地でショッピングもできるからでしょう。40代ではきれいな夜景とグルメを楽しめる上海、台北が人気がありました。50代では上海と青島が、60代以上では温泉につかってゆっくりできる日本の旅館に泊まる旅行が好まれていました。

また、去年人気が急上昇した旅行地は北ヨーロッパのアイスランドで、2015年より予約率が45倍増えています。これはケーブルテレビの旅行バラエティー番組で、アイスランド編が放送された影響ではないかとみられます。

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