大豆は「畑でとれる肉」と呼ばれるほど植物性たんぱく質が豊富で、毎日食べるのがいいといわれるほどヘルシーな食材である。大豆はいまの韓半島の北部と満州地域が原産地で、以前から韓国人が大豆で多様な料理をつくり食べていたことがわかる。特に大豆をすった汁は古くから韓国で食べられてきた健康食。コンクッスは 氷を入れて冷たくした、大豆をすった汁にクッスを混ぜて食べるもので、夏の珍味になっている。
主な材料 :
(2人分)
クッス(中麺、太めのそうめん)200g、黒豆400g、ピーナッツ45g、黒ごま大さじ2、アーモンド25g、きゅうり1/4本、トマト50g、黒ごま2g、砂糖小さじ1または塩小さじ1/2、水
ヤンニョム(味付け) :
黒豆を冷たい水に8時間以上浸す。 (ぬるい水には4時間以上) ふやかした大豆を強火で煮る。煮立って泡が出てきたら10秒後に火を止める。 黒豆の煮汁はとっておく。黒豆は冷水で冷ます。 クッスはゆでて冷ます。 黒豆、黒ごま、ピーナッツ、大豆の煮汁(材料の1.5倍)をミキサーにかけ、スープをつくる。 きゅうりは千切り、トマトは0.5センチぐらいに切る。 冷たくした器にクッスを盛り、クッスの2/3ぐらいまでスープを注ぐ。 きゅうりとトマト、黒ごまをのせ、砂糖か塩で味を整える。 ☑ 黒豆は水に8時間以上漬けておかないと、なめらかなスープにならない。
☑ 黒豆と一緒にアーモンドやピーナッツ、黒ごまをミキサーに1分ぐらいかければ、より香ばしいスープになる。
☑ クッスをゆでるときはさし水をすると、クッスがひきしまる。
☑ ミキサーにかけたあと、好みで煮汁や水、牛乳を加えて濃度を加減する。
ソン・ドンジュ:
CJフレッシュウェー メニュー開発/コンサルティングパート 主席シェフ
CJ調理師教育専門/ 韓国料理のクッキングクラス担当