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ライフスタイル

タッボックムタン(닭볶음탕) 鶏とじゃがいもの煮込み

2010-09-01

タッボックムタン(닭볶음탕) 鶏とじゃがいもの煮込み

朝鮮時代には鶏肉よりきじの肉がたくさん食べられていた。そのため韓国では「きじの代りに鶏」という言葉がいまでも使われている。でも20世紀になってから養鶏法が発達し、鶏の大規模な飼育が始まり、鶏を使った料理がさまざまに開発されるようになった。また18世紀から19世紀頃にアメリカ大陸が原産地のじゃがいもととうがらし粉が韓国に入ってきた。それがきっかけで、肉類とじゃがいもをとうがらし粉で味付けした料理が新たに開発された。タッボックムタンはそうした料理のひとつ。タッボックムタンは、一時日本語の「鶏(とり)」が入って「タットリタン」と呼ばれたときがあった。これは20世紀初め、植民地だった当時の状況が反映された呼び方だといえる。

主な材料 :
(2人分)
鶏1kg(1羽)
鶏肉の下味 : みりん大さじ1、にんにくの汁大さじ1、しょうゆ大さじ1、
ホワイトワイン小さじ2
じゃがいも大きめのもの(100g)2つ、塩小さじ2、たまねぎ中くらいのもの1つ、
さや唐辛子2本、長ねぎ1本

ヤンニョム(味付け) :
味付け : とうがらしの粉大さじ2、水カップ2、コチュジャン大さじ1、ラー油大さじ1、しょうゆ大さじ2、にんにくのみじん切り大さじ1、しょうが汁大さじ1、すりおろしたりんごの汁大さじ2、
オリゴ糖または水飴大さじ1、砂糖小さじ1、こしょう小さじ1/4


鶏はまず半分に切ってから食べやすい大きさに切る。鶏はまず半分に切ってから食べやすい大きさに切る。
切りながら皮など油を取り除き、きれいに洗ってから、下味(みりん大さじ1、にんにくの汁大さじ1、しょうゆ大さじ1、ホワイトワイン小さじ)をつけ、10分おく。  切りながら皮など油を取り除き、きれいに洗ってから、下味(みりん大さじ1、にんにくの汁大さじ1、しょうゆ大さじ1、ホワイトワイン小さじ)をつけ、10分おく。
鍋にカップ5の水を入れ、中火で鶏に20分ぐらい火を通し、水気を切る。鍋にカップ5の水を入れ、中火で鶏に20分ぐらい火を通し、水気を切る。
じゃがいもは皮を剥き大きめに切る。水で洗ってでんぷん質をなくし、塩を加えた熱湯に、火が2/3ぐらい通るまでゆで、水気を切る。  じゃがいもは皮を剥き大きめに切る。水で洗ってでんぷん質をなくし、塩を加えた熱湯に、火が2/3ぐらい通るまでゆで、水気を切る。
たまねぎは大きめのざく切りにし、さや唐辛子は2cmぐらいに切って、種を取り除く。  たまねぎは大きめのざく切りにし、さや唐辛子は2cmぐらいに切って、種を取り除く。
長ねぎはきれいに洗って太さ1cmの斜め切りにする。  長ねぎはきれいに洗って太さ1cmの斜め切りにする。
味付けのためのたれをつくる。鍋に鶏を入れ、たれを2/3ぐらい加えて火にかける。最初は蓋を開けたまま5分煮て、蓋を開け中火で30分ぐらい煮込む。 味付けのためのたれをつくる。鍋に鶏を入れ、たれを2/3ぐらい加えて火にかける。最初は蓋を開けたまま5分煮て、蓋を開け中火で30分ぐらい煮込む。
じゃがいも、たまねぎ、さや唐辛子、長ねぎを入れ、残りのたれを入れる。じゃがいも、たまねぎ、さや唐辛子、長ねぎを入れ、残りのたれを入れる。
弱火で10分ぐらい煮て、味をしみこませる。弱火で10分ぐらい煮て、味をしみこませる。

☑ 鶏に下味をつけ、臭みをなくす。ただ、下味をつけた状態で長くおきすぎると、鶏肉がやわらかくなりすぎておいしくなくなるので、おく時間は10分ぐらいが適当。
☑ じゃがいもの芽にはソラニンという毒素があるので、じゃがいもをむくときは芽を完全に取り除くようにする。
☑ じゃがいもを水につけて軽く洗い、でんぷん質を取り除くと、じゃがいもを焦がさず調理することができる。
☑ 鶏の入った鍋に味付けのためのたれを入れてからは、最初5分ぐらい蓋を開けて煮れば、鶏の臭みを飛ばすことができる。
☑ たれは初めから全部入れず2/3ぐらいを先に入れ、残りはあとで入れて濃度を加減する。
☑ 材料が鍋の底に焦げ付かないように、よくかき混ぜながら煮る。

弱火で10分ぐらい煮て、味をしみこませる。
キム・スジン院長: 韓国料理研究家

現在、韓国の味研究会理事、フード・アンド・カルチャー・コリア・アカデミー院長
韓国で初めての「映画の飲食監督」として、料理の新分野を開拓 
代表作 <霜花店(サンファジョム)−運命、その愛>、<美人図>、<王の男>、<食客>

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