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ライフスタイル

第492話 旧正月の連休中はNetflix>テレビ?

#アジュンマの井戸端会議 l 2019-02-14

玄海灘に立つ虹

© Netflix

Netflix(ネットフリックス)はアメリカの動画配信会社で、インターネットのホームページ、携帯電話ならアプリケーションなどを通じて、一定の額を出せばそこにアップロードされている映画やドラマなどを観たい放題できるというサービスです。


旧正月の連休中に携帯電話やタブレットなどでNetflixにアクセスし、見逃していた韓国ドラマやアメリカドラマなどを一度に観たという投稿がSNSに相次いだということです。たとえば、叔父や叔母の家に行ったけど挨拶してからはあまりすることがなくて、部屋にこもって、持ってきたタブレットでNetflixにアクセスしてドラマを観た、という具合です。


特に移動時間に重宝するようです。お正月は行き帰りの移動時間がかなり長くなるため、携帯電話やタブレットなどでドラマや映画を観ている人は多いのですが、Netflixはコンテンツも豊富で、オリジナルの作品も増えているので、利用する人が多いのだそうです。市場調査会社の調査によりますと、グーグル・アンドロイドのスマートフォンでNetflixアプリケーションを利用した人は去年1月に34万人でしたが、12月には127万人と、4倍近く増えています。


こうしたNetflixの人気におされ、テレビで放送されるおなじみの「正月特選映画」は苦戦を強いられました。おなじみと言いましたのは、韓国ではお正月やお盆になると、テレビ局が競って劇場ヒット作を放送するからです。この「特選映画」という枠は、その視聴率を各局が競う形になるため、どの局がどういう映画を放送するのかがけっこう注目されています。2017年の旧正月の連休中に放送された「正月特選映画」は、韓国映画の『検事外伝(邦題『華麗なるリベンジ』)』(16.7%)、トム・クルーズ主演の大ヒットシリーズ『ミッションインポッシブル/ローグ・ネイション』(13.8%)、韓国映画の『特別捜査:死刑囚の手紙(邦題『特別捜査 ある死刑囚の慟哭』』(8.7%)と話題作ぞろいで、どれもなかなかの視聴率でした。それが、今年の旧正月には、視聴率上位20位に入ったのが韓国映画の『1987』(11.5%)、『アイ・キャン・スピーク』(5.4%)くらいで、視聴率も振るいません。


こうした現象について、専門家らは、以前は家で映画を観ることができる唯一の手段がテレビだったので特選映画が人気だったものの、最近ではNetflixやインターネットを通じて安い値段でさまざまなコンテンツを観ることができるようになったからだとしています。また、このように変化したメディア環境の中で選択肢が増え、観たいものを観たい時に観るという需要が増えているからだという指摘もあります。

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