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ライフスタイル

第512話 夏は漢江のプールで…?

#アジュンマの井戸端会議 l 2019-07-11

玄海灘に立つ虹

© YONHAP News

漢江(ハンガン)の河川敷には、汝矣島(ヨイド)、蚕原(チャムォン)、蚕室(チャムシル)など6ヶ所の屋外プールと、楊花(ヤンファ)など2ヶ所の水遊び場があります。このうち1ヶ所のプールを除く(望遠(マンウォン)屋外プール)5ヶ所のプールと水遊び場2ヶ所が、先月28日からオープンしています。


今年はプールの床やシャワーなどの施設を拡充し、トイレを新しくしたとして、より清潔に快適に使ってもらえるとソウル市は話しています。毎日朝9時から夕方7時まで運営されていて、水泳帽をかぶらない人は利用できないようになっています。料金はプールは大人が5000ウォン、青少年4000ウォン、子ども3000ウォン、水遊び場は大人3000ウォン、青少年2000ウォン、子ども1000ウォンです。


今年もどこも賑わってはいるのですが、漢江のプールは実は利用者が減っていることがわかっています。ソウル市によりますと、去年、漢江のプールや水遊び場7ヶ所の入場者は29万5437人。2013年は65万3393人でした。先ほどお話ししたように、望遠屋外プールは去年オープンしておらず、2013年には楊花水遊び場はオープンしていませんでした。5年間で入場者が55%減ったことになります。入場者が最も減ったのは蘭芝(ナンジ)水遊び場で、2013年は7万5000人が利用しましたが、去年は2万6000人が入場するにとどまりました。トゥクソム屋外プールは去年8万6000人が訪れましたが、2013年は18万人でしたから、2013年の47%くらいの数が利用したことになります。


ソウル市は漢江のプールなどの維持管理のために年に20億~30億ウォンを費やしています。今年の予算は24億ウォンです。利用者が大幅に減っていることについて、ソウル市の関係者は、「ソウル市民の生活水準が高くなり、施設がより整っているほかのプールを利用したり、海に行ったりする人が増えているからではないか。自然な現象なのでこれといった対策は立てていない」と話しています。


これについて専門家らは、「ソウル市民に安く便利に利用してもらってこその施設なので、利用者が減っているのをだまってみているのではなく、毎年アンケートなどを行い利用者が減少した原因を分析し、施設を良くしたりプログラムを増やしたりなどの対策を作るのがソウル市がすべきことだ」と指摘しています。


こうした指摘を受け、ソウル市では今年初めて、「生存水泳」を教える体験教室を汝矣島 屋外プールに設けました。毎日午前と午後に1回ずつ、60人位ずつが参加できるようになっているということです。ソウル市では、蚕室プールではプールの周りに砂浜をつくることについて検討が始まっており、他のプールなどでも差別化を図るため努力するとしています。

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