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© YONHAP News

第1野党の自由韓国党のファン・キョアン代表が16日、チョ・グク法相任命に抗議して削髪(さくはつ)し、大きな話題となっています。野党の党首が自ら削髪したという政治的な意味もありますが、若者たちやアジュマたちからは、削髪した後の方がもっとかっこ良くなったなどというビジュアル面での反応も多く見られます。「典型的な公務員スタイルだったファン代表の新たな姿」というのです。インターネットには20-30代を中心にファン代表の削髪写真を映画ターミネーターと合成したパロディ写真も出回っています。

さて、日本では頭を丸める、断髪するといえば何かを謝罪するときによく行われる行動です。たとえば、高校の野球部で何か問題が生じたときにレギュラー全員で頭を丸めて試合に臨んだ、などという記事をよく見かけます。

しかし韓国では削髪は主に悲壮な覚悟を表すパフォーマンスとして、政治的な目的をもった闘争を意味して行われて来ました。そして主に野党政治家の専売特許でもありました。韓国の削髪の歴史を振り返ってみますと

政治家の削髪は1987年、大統領選挙を前にして当時の金泳三・金大中の二人の候補の一本化を求めて新民党のパク・チャンジョン前議員が行ったのが最初です。

その後、1997年には労働法の通過に抗議し、1998年には選挙法違反で検察の捜査を受けたことに抗議し、2004年にはノ・ムヒョン大統領の弾劾に抗議し、2007年には私学法再改正を求めて、2010年には世宗市修正案を阻止して、というようにさまざまな政治的な理由で国会議員は削髪をしてきました。

そして今回のチョ・グク法相の任命に対してはすでに10日には無所属のイ・オンジュ議員、11日には自由韓国党のパク・インスク議員がそれぞれ女性議員としてはじめて削髪をしました。

政治家以外にも、労働組合の幹部、牧師、大学教授など、様々な人が特に政治的な問題に関して自らの意思をアピールする手段として削髪をしてきました。一方でそれを見つめる市民の視線はいろいろでした。中には、またかというような冷たい視線があったのも事実です。

さて女性議員の削髪に続いて、温厚まじめそうな雰囲気のファン代表の削髪が行われ、削髪にも新たな時代がやってきたのでしょうか。チョ・グク法相の任命に関してはすでに大学教授らも反対の宣言をするなど、抗議の声は広がっており削髪も広がりそうです。

それにしても同じ削髪でも女性のイ・オンジュ議員のときは髪もギザギザで本当に断髪という悲壮な感じでしたが、ファン代表の時には何か理髪店に行ってきた後のようにすっきり爽やかな削髪でした。頭の形が良かったのか、刈った人の腕前が良かったのか、不思議です。

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