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ライフスタイル

新学期2(受講申請)

2016-03-14

新学期2(受講申請)
韓国では新学期の始まる前に大学のキャンパスでは受講申請が行われます。新学期が始まると行われるのではなく、始まる前に行われる韓国式の受講申請。それはアイドルのコンサートのチケットを取るのと同じくらいに大変な作業です。それでは今日もまずは留学生の山田君とお友達の金さんとの会話からです。

金さん  山田君、明日は10時から今学期の受講申請だけど、どうする。    一緒にPC房、インターネットカフェに行く?
山田君  なぜわざわざインターネットカフェまで行くんですか? 寄宿舎でも 十分インターネットはつながりますよ。
金さん  つながることはつながっても速度が遅いから。受講申請、特に人気のある科目は1分、1秒が勝負よ。
山田君  1分、1秒の勝負?


日本の大学では履修登録と言われる受講申請。韓国ではこの受講申請が激化しています。申請はすべてインターネットで行われますが、新学期の始まる1週間ほど前に行われるその日には、人気の科目は始まってからわずか数分で締め切りになってしまいます。
特に1年生の場合、先に在学生が登録した後に行われるので尚一層、競争が激しくなります。そのため1年生の頃はなかなか思うような時間表を作るのは難しくなってきます。朝1番の早い授業を受けて、その次は午後遅くというように時間のロスの多い時間表になってしまいます。また専攻必修の科目なのに取れなかったという学生もでてきます。
そのため受講申請の行われる日の朝には学生たちはパソコンの前に座り、一斉に用意、ドンで登録を始めます。うちの子供たちも大学時代、2人で助け合って登録をしていました。家族旅行で郊外に行き、道が混んで帰りが送れ、途中で受講登録が始まるといって近くのインターネットカフェに飛び込んだこともありました。
そのくらい韓国の大学では受講登録は大変です。なぜか、韓国の大学では最近は副専攻、第2専攻というようにたくさんの科目を受講する学生が増えているからです。その場合、もともとの専攻科目のほかにさらに副専攻の科目を受講することになるので、当然受講科目が増えるというわけです。
ということで韓国マナー、韓国の大学では新学期が始まる前に受講申請が行われますが、開始の日の朝には学生はいっせいにパソコンの前に座り、開始の時間になるとアクセスを始めます。それはまるで有名アイドルのコンサートのチケットをとるような1分、1秒を争う勝負の時間です。

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