実はこの話題、先週の玄界灘の時間に岡留さんがびっくりした話として話していたことなんです。韓国の飲食店のトイレの鍵の話です。トイレに行くには鍵を持っていくんです。それでは今日もまずは留学生の山田君とお友達の金さんの会話からです。
山田君 金さん、アルバイトはどうですか。コーヒーショップでアルバイトしてると聞いて、応援にきましたよ。
金さん まあ、それならコーヒー、一番高いの飲んでいってください。何にしますか。
山田君 その前に、トイレに行きたくて。どこにあります。店内にはトイレの表示がないけど。
金さん はい、この鍵を持って外の階段をあがるとありますから、鍵であけてはいってください
山田君 トイレに入るのに鍵がいるんですか?
大型のコーヒーショップは別として、たとえば雑居ビルの中に入っているコーヒーショップやビアホール、飲食店ではトイレに行きたいというと、鍵を渡されることがあります。
これは雑居ビルなのでトイレが階段の踊り場などにあり、他のお店と共同で使っているからです。自分の店の客以外、行きずりの客には使わせないという意味でもあります。
掃除にしても、トイレットペーパーなどの備品の管理のためにも、そして何よりも管理のためにお店がそれぞれ鍵を持っていて、お客はその鍵でトイレのドアを開けて中に入ることになります。
また最近はドアが暗証番号式のキーになっているところも多く、その場合は、お店の人に暗証番号を教えてもらいます。私のよく行く大学近くのスタバーは大きな雑居ビルの1階にあり、トイレは外の共同トイレで暗証番号付きの鍵です。お店の中に男子トイレの暗証番号と女子トイレの暗証番号が貼ってあります。そしてこの番号、ときどき変わるので行く度にチェックしてからいかなくてはなりません。
ということで韓国マナー、韓国の雑居ビルの中にはいっている飲食店などではビルの共同トイレを使用することがあります。その場合、お店の人から鍵をもらっていき、その鍵でトイレのドアを開けて中に入ります。もちろんお店の中にあるトイレの場合は、そんなことはありませんのでご安心ください。