久しぶりの韓国マナーですが、今日は先日、朝KBSに出勤してくるときに地下鉄の駅のホームで気づいた韓国式のマナーについてご紹介したいと思います。駅のホームにあるエスカレーター、朝晩のラッシュアワーには長い列ができますが、その並び方、韓国と日本ではちょっと違います。それでは今日もまずは留学生の山田君とお友達の金さんとの会話からです。
山田君 金さん、おはよう。それにしても朝の地下鉄は混みますねえ。 地下鉄降りたらダッシュですね。授業に遅れちゃう。
金さん そうね。さあ、降りるわよ。
山田君 エスカレーターすごい列だなあ。
金さん 山田君、どこ行くのここの横に並んでいればいいのよ
山田君 そんな一列じゃなくて横に何列にもなって並ぶんですか
金さん ほら結局は一列になるじゃない!
日本に行き東京駅の京葉線のホームで驚いたことがありました。エスカレータに乗るのにホームに長い列が出来ていたのです。一列に30m近く並んでいたでしょうか。でも皆、黙って最後尾についていました。
では韓国ではどうするかというと、朝の国会議事堂駅のエスカレーター前、地下鉄から降りた人は最後尾に付く人もいますが、そうでなく横に並ぶ人もいます。そのため後方では横5人くらいいたのが、4人になり、3人になりというようにだんだん少なくなっていきエスカレーターの前に到着するときには1人になっています。
つまり並びながら、だんだんに列が少なくなっていくという方式なんです。また並んでいるうちにホームの反対側にも地下鉄が到着します。そしてそこからも人が降りてきます。その場合、降りた人は列の最後尾まで行くのではなく、降りた場所から近い列の横につき、だんだんと幅を狭めていきます。
横入りといえば横入りなんですが、皆がそうしているのでそれがルールになっています。日本と違う韓国のマナーです。もちろん日本のように最後尾についても良いのですが、郷に入れば郷に従えで、韓国に来たらこの方法も試してみてください。
ということで韓国マナー、韓国では地下鉄の駅のホームなどでエスカレーターに乗る際に人が多いときには最後尾に付くのではなく、横何列にも並んでいてだんだんと列を減らしていく方法がとられます。