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ライフスタイル

韓国人と100日 その3 新兵

2016-09-19

韓国人と100日 その3 新兵
韓国では100日という区切りがいろいろな場面で登場してきます。韓国人と100日、今週は軍隊に入隊した新兵が100日目に迎える休暇の話です。それでは今日もまずは留学生の山田君とお友達の金さんの会話からです

金さん  サークルの先輩の朴先輩が100日休暇で来てるので授業の後に居酒屋にのみに行くんだけど一緒に行かない。
山田君  100日休暇というと軍隊ですよね。
金さん  そう、軍隊に入隊して100日目にもらえる休暇のこと。でも顔を見るのはほぼ5ヶ月ぶりかな。
山田君  100日なら3ヶ月でしょう
金さん  その前に5週間の訓練もあるから!


軍隊に入隊するとまず身体検査などの検査を受け、それから5週間の基礎軍事訓練を受けます。これが終わるまでは基本的に外との連絡はできません。兵士は家族に一度ないし二度ほど手書きの手紙を書きます。
そして家族は最近は自分の息子が訓練を受けている訓練所のホームページに書き込みをすることができます。するとそれを訓練所内の担当者が紙にプリントして、息子に届けてくれます。毎晩、あるいは二日に一度届けられるそのプリントされた手紙が苦しい訓練所生活を耐える何よりの支えだといいます。そのため家族、彼女、親戚、友人などが書き込みをしてあげます。
5週間の基礎軍事訓練が終わると部隊に配属されます。訓練が終わった終了式の日に一度、兵士は訓練所の外で家族と顔を合わせることができます。終了式が終わり、また訓練所に復帰するまでの5,6時間ほどです。
翌日、部隊に本格的に配属され二等兵としての生活が始まります。その部隊での生活が始まって100日目にようやく外泊が許されます。これが100日休暇です。ですから家を離れてから4,5ヵ月後ということになります。ニコニコ顔で休暇に来た息子の顔が3泊4日の休暇を終えて軍隊への復帰が近づくとだんだんと暗い顔になり、肩を落として戻っていきます。
ということで韓国で100日休暇と言えば、それは軍隊で部隊に配属されてから100日目の休暇のことです。そして基礎訓練期間まで加えると新兵たちが、軍隊に入隊してから始めて家に戻ったこられるのはほぼ4,5ヵ月後になります。

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