私は運動会というと最後を飾るリレー、そして選手の頭にはハチマキがという場面を想像するんですが、最近の韓国では運動会にハチマキはあまり見ません。でもその代わり他で見かけることがよくあります。それはいったいどこでしょう。それでは今日もまずは留学生の山田君とお友達の金さんの会話からです。
山田君　　昨日、近くの小学校で運動会をしていたんですが、小学生たちハチマキ　　　　　はあまりしないんですね。僕は韓国は青白なんで、青色のはちまきをし　　　　　ているのかとおもったんですが。
金さん　　確かに韓国は紅白ではなく、青白チームに分かれるんですが、最近は　ハチマキよりもむしろ青いＴシャツ、白いＴシャツを着ていることが多いようです。
山田君　　そのほうが分かりやすいですね。
金さん　　そしてハチマキが必ず登場するところがあるんです。運動会ではなく　労働組合のストの時には必ず、みんな頭にハチマキをしています。どうしてなんでしょうかね。
ということで最近の韓国ではハチマキで色分けするよりも、Ｔシャツで色分けすることが多いようです。まあその方が分かりやすいですし、Ｔシャツの値段も団体で注文すれば安いので。
運動会などで組ごとにおそろいのＴシャツを着るというのは子供たちだけでなく、大学生もよく秋の体育大会の時には学部ごとにおそろいの色のＴシャツを作って着ているのを見ます。
一方ハチマキなんですが、ハチマキをしめると勇ましい気分がするのでしょうか、なぜか労働組合のストライキというと必ずハチマキが登場します。
ということで韓国マナー、小学校の秋の運動会の風景として最近はハチマキよりもおそろいのＴシャツを着ることが多いようです。そしてハチマキはなぜか運動会ではなくストライキ、労働運動の現場に登場しています