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旅行

馬のテーマパーク、ソウル競馬公園

2011-04-26

馬のテーマパーク、ソウル競馬公園

春の行楽地にぴったりの馬がいるテーマパーク、ソウル競馬公園はソウル市の南、京畿道(キョンギド)果川市(クァチョンシ)にあります。ここに競馬公園ができたのは1986年のアジア大会と1988年のソウル・オリンピックで行われた馬術競技がきっかけでした。それまでソウルには1954年にオープンした競馬場が、ソウル市内東部のトゥクソム地区にあったのですが、大きな国際大会をきっかけに現在の場所に移されたのです。

競馬公園へのアクセスはとても便利です。ソウル地下鉄3号線の良才(ヤンジェ)駅の近くからと、永登浦(ヨンドゥンポ)からならば、無料のシャトルバスを利用することができます。地下鉄なら4号線、競馬公園駅で降ります。競馬公園駅の1番もしくは2番出口を出ると、公園まで歩いて5分くらいかかります。地下鉄の駅から公園の入口まで、片道だけ無料で運行している花馬車に乗って行く方法もあります。

競馬公園の入場料はたったの800ウォン。チケットを買って、ソウル競馬公園の正門を入ると大きな馬の銅像があり、その右手には地下へ通じるドーム型の階段の入口があります。この階段が家族競馬公園の入口です。公園は競馬が行われるレース場に囲まれた空間にあり、家族公園へ向かう地下通路の上はレース場というわけです。

地下通路を出ると、13万2千平方メートルの規模の広い芝生の公園が現れます。最初に行ったのはサッカー場の北にあるポニーランドです。ポニーランドには大人になっても背丈が70センチほどのミニチュアホース、シェトラントポニーと競争馬であるサラブレットの3倍ほどの大きさに育つ馬、シャイアなど19頭の馬がいて、2メートルの高さにあるデッキから餌をやることもできます。また、1日に10チームほどの家族を選んで馬を洗ってあげたり、散歩させたりするイベントが開かれています。

競馬公園には6歳以上13歳未満の子供を対象に無料で馬に乗せてくれるコーナーもあります。インターネットで前もって予約しておけば、大人も乗馬体験をすることができますが、予約ができなかった人にはシュミレーション乗馬体験コーナーをおすすめします。

競馬公園まで来たのですからレース場にも行ってみましょう。週末、土曜日と日曜日には10回くらいレースが行われています。もちろん競馬公園からもレースを見ることはできますが、せっかくなら観覧席が設置されているスタンドに行ってみましょう。2つに分かれているスタンドには合わせて7万7千人まで入ることができ、至るところにモニターが設置されていてレースの様子を詳しく見ることができます。スタートした瞬間、騎手を乗せた馬はものすごいスピードで馬場を駆け抜け、あっという間に終わってしまいますが、その迫力と緊張感に競馬を知らない人も魅了されてしまいます。

ソウル競馬公園には馬と人との関係の歴史、馬をモチーフにしたさまざまな民芸品、馬をモデルにした美術作品、馬具など、騎馬民族として知られていた韓民族の歴史と文化を証明する数々の展示品が展示されている韓国に一つしかない馬事博物館もあります。

競馬公園にあるのは馬に関するものだけではありません。40棟あまりの小さな小屋が設置されていて、春風に当たりながら桜並木など美しい自然を満喫することもできます。桜が散った季節には野生の花の庭園やバラの庭園、虹の庭園なども人気です。また、無料で借りることができる自転車やインラインスケートのための空間もあるので、日帰りの家族旅行にもデートコースにもぴったりです。

春風に誘われて出かけるなら、美しい自然と迫力あふれる競馬、そして面白い体験イベントまで楽しめるソウル競馬公園に行ってみましょう。

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