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旅行

子どもといっしょに大人も楽しめるテーマパーク、オリニ大公園

2011-05-03

子どもといっしょに大人も楽しめるテーマパーク、オリニ大公園

韓国の5月は家庭の月と呼ばれ、子どもの日、父母の日、先生の日、夫婦の日など、いろいろな記念日があります。しかし、家庭の月の花は何と言っても5月5日、子どもの日です。ソウル広津区(クァンジング)陵洞路(ヌンドンロ)には子どもたちの大好きな動物園と植物園、遊園地まである、文字どおり、子どもたちのための公園、ソウル・オリニ大公園があります。

韓国語でオリニは子どもという意味です。今から38年前の子どもの日、1973年5月5日にオープンしオリニ大公園の広さは59万3千平方メートルあまり。とても広いため、入り口も4ヵ所に設けられています。公園の正門は地下鉄7号線、オリニ大公園駅の1番出口前に、そして、裏門は地下鉄5号線、峨嵯山(アチャサン)駅の4番出口を出て少し歩いた所にあります。

オリニ大公園がある場所にはもともと、朝鮮王朝27代目の王で、大韓帝国最後の皇帝である純宗(スンジョン)の妃の陵、お墓がありました。1926年、純宗(スンジョン)皇帝が崩御した時に、皇后の墓はソウルの近郊、京畿道(キョンギド)南楊州市(ナムヤンジュシ)に移され、そのあとの森がオリニ大公園に生まれ変わったのです。広い公園の4割ほどに子どものための施設が作られ、残りは芝生の広場や森になっているため、子どもだけではなく、大人も楽しむことができます。

オリニ大公園の正門を入ると、音楽噴水が出迎えてくれます。円形の噴水は音楽に合わせて踊るように水が噴き出し、その水しぶきは幻想的な雰囲気を演出しています。桜の並木道に沿って歩いていくと4千匹あまりの動物がいる動物園が見えてきます。動物園で一番人気があるのは動物に直接餌をやったりするなど特別な体験ができる動物オル・マダンです。オル・マダンのオルは韓国語の交わる、触るという意味の「オルダ」から来ていて、象や虎、ライオンに餌を投げてあげることができます。子どもたちの目線に合わせてアクリルの窓を取りつけ、北極熊やアシカ、アザラシなどを間近に見ることができる海の動物館にも行ってみましょう。週末には特別なイベントとして熱帯動物館がオープンされ、巨大な蛇、アナコンダやワニなどを見ることができます。

植物園にも行ってみましょう。去年、大々的な改装工事が行われたオリニ大公園の植物園は環境保全型エネルギーパークに生まれ変わっています。309種類6千6百本の植物がある温室植物園は太陽光パネルの屋根と地熱を利用して室内温度を20度に保っています。自然の国と名付けられた植物園では珍しい植物の観察だけではなく、子どもたちに自然の価値を知ってもらうためのイベントが開かれています。

オリニ大公園にはチェミナラ、面白い国という名前の遊園地もあります。チェミナラにはすべてが逆さまになっていて子どもたちの想像力を刺激する逆さま公園をはじめ、プールやサッカー場、アミューズメント施設などがあって子どもたちがのびのびと遊べる空間になっています。また、文化の国にはポンポンポロロでおなじみのペンギンのポロロをはじめ、現代に迷い込んだかわいい恐竜、ドゥリなど、韓国を代表するキャラクターに出会うことができ、いつも子どもたちでにぎわっています。週末の午後には森のなかにある野外音楽堂でさまざまなコンサートも開かれています。

動物と植物、そして思い切り遊べるアトラクションなどがあって家族連れでもカップルでも楽しめるオリニ大公園で童心にかえって遊んでみませんか。

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