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国際

ハーバード大教授が論文で「慰安婦は売春婦」 韓国市民団体が抗議

Write: 2021-02-08 14:21:08Update: 2021-02-09 10:27:24

ハーバード大教授が論文で「慰安婦は売春婦」 韓国市民団体が抗議

Photo : YONHAP News

韓国の市民団体「VANK」が、「旧日本軍慰安婦は売春婦だ」と主張する論文を書いたアメリカハーバード大学ロースクールのジョン・マーク・ラムザイヤー教授と、この論文を掲載する予定の国際学術誌の編集者らに対して、撤回を求める抗議の電子メールを送ったもようです。 
「VANK」が8日、明らかにしたところによりますと、論文を書いたラムザイヤー教授と、この論文を掲載する予定の国際学術誌の編集者らに、撤回を求める抗議の電子メールを送ったほか、ハーバード大学の学長や総長にも大学レベルで糾弾するよう求める書簡を送ったということです。
また「VANK」が世界最大のオンライン署名サイト「チェンジ・ドット・オーグ」に掲載した、撤回を求める請願に対する各国の賛同者3700人あまりのリストも添えたということです。
ラムザイヤー教授は来月発行される「インターナショナル・レビュー・オブ・ロー・アンド・エコノミクス」誌に「太平洋戦争における性契約」と題した論文を掲載する予定です。
論文には、「慰安婦は売春婦だ」という主張のほかにも、「慰安婦問題は日本政府や日本軍ではない、募集業者に責任がある」、「慰安婦は大金を稼いだ」などと、日本の右翼と同じ主張が盛り込まれています。
ラムザイヤー教授は、太平洋戦争中に韓半島出身者を強制的に働かせた「戦犯企業」とされる三菱の支援を受けている碩座教授で、日本政府から「旭日中綬章」を授与されています。
ハーバード大学の新聞「ハーバード・ クリムゾン(Harvard Crimson)」が現地時間の7日、報じたところによりますと、慰安婦被害者を「自発的売春婦」と定めたこの教授の論文をめぐって、校内でも「深刻な問題がある」と批判する声が出ているということです。
ハーバード大学ロースクールの韓国人学生会は4日、声明を出し、人権侵害と戦争犯罪を意図的に削除したことを強く糾弾しました。
この声明には、アメリカの法大生およそ800人が参加しました。
ラムザイヤー教授はこうした反発の動きについて、「ロースクールの学生の責務だ。論文について対話する用意がある」と話しています。

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