6月4日に投票されるソウル市長選挙に、金滉植(キム・ファンシク)元国務総理が与党セヌリ党から立候補表明することになりました。
金滉植元国務総理は、14日、滞在先のアメリカから帰国し、15日にセヌリ党への入党手続きをとりました。そして16日に党本部で正式に立候補表明をすることにしています。
今回のソウル市長選挙には、与党セヌリ党から李恵薰(イ・へフン)最高委員が立候補を表明したほか、7回当選の鄭夢準(チョン・モンジュン)議員が立候補を表明していて、来月25日に予定されている3人による党内選挙で最終的なセヌリ党の候補者が決まる見通しです。
金滉植元国務総理は、空港で記者団に対して、「スタートはやや遅れたが、野球でたとえるならば逆転サヨナラ勝ちができるよう努力したい」と述べ、強い自信を示しました。
金滉植氏は、朴槿恵大統領が水面下で支援しているとする説について、「一部の派閥や特定の人物に依存する選挙では成功できない」として強く否定するとともに、「暖かいソウル、秩序を立て直すソウル、北東アジアのハブ都市であるソウルにしたい」と述べました。
金滉植元国務総理は、全羅南道出身、判事から大法院判事になり、監査院長をへて、2010年10月から去年2月まで李明博政権終盤の国務総理を務めました。