来月下旬に予定されている2回目の米朝首脳会談の開催に向けた実務協議が、来月初めに板門店で開かれる見通しです。
アメリカの政治専門紙「ポリティコ」が現地時間の29日、関係筋の話として報じました。
それによりますと、ビーガン北韓担当特別代表は来月4日ごろに板門店で、2回目の米朝首脳会談の詳細を詰めるため、北韓側と協議する可能性があるということです。
この協議で、首脳会談の日程や開催場所、議題など具体的な事項が決まるとみられます。
アメリカと北韓は去年6月の首脳会談の際にも、会談の16日前に板門店で初めての実務協議を行ったあと、首脳会談前日まで共同宣言文の調整を行っていました。
外交専門家の間では、今回も、同じような運びとなるという見方が出ています。
また、動線や儀典などを取り決めるための協議も同時に行われるとみられます。
トランプ大統領と金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長は、去年6月のシンガポールで開かれた初めての首脳会談で、△新たな米朝関係の樹立△韓半島の完全な非核化に向けた努力など４つの合意事項を盛り込んだ共同声明を採択していて、2回目の首脳会談では、これをさらに具体化するための方策が議論される見通しです。