国連安全保障理事会が、南北の道路連結事業に向けた共同調査に対して、制裁免除を決めたことがわかりました。
外交部の当局者が29日、明らかにしたところによりますと、安保理は最近、南北の道路連結事業に向けた共同調査に対して、制裁免除を決めたということです。
これにより、調査のための装備を北韓に持ち込むことができるようになりました。
日程が調整され次第、南北の共同調査が行われる見通しです。
こうしたなか、南北は31日、開城(ケソン)工業団地内にある南北連絡事務所で道路連結での協力に関する実務協議を行いました。
韓国からは国土交通や統一部の関係者ら3人、北韓からは国土環境保護省の関係者ら3人がそれぞれ出席しました。
今回の実務協議で、南北は道路連結に関する技術的資料を交わしたとされます。
また、東海線道路の北韓側区間の共同調査の日程も議論したということです。
南北は去年8月、京義(キョンイ)線道路の北韓側区間に対して共同調査を行いましたが、東海線道路の北韓側区間に対しては、現場点検だけを行っています。
2回目の米朝首脳会談を控えて、南北協力事業が加速することへの期待が高まっています。