文在寅（ムン・ジェイン）大統領は「韓半島の完全な非核化と恒久的な平和定着に向けて、3回目の米朝首脳会談の開催などこの先の難関を上手くくぐりぬければ、東アジアは真の一つの共同体として生まれ変わることになる」と述べました。
これは、文大統領は25日午前、釜山国際展示場BEXCO（ベクスコ）で開かれた韓国とASEAN＝東南アジア諸国連合のCEO＝最高経営責任者サミットで基調演説を行ったなかで述べたものです。
文大統領はまた「韓半島の平和は、東アジアの平和であり、東アジア経済を一つにつなげる始まりだ。ASEAN地域フォーラム（ARF）で北韓を共同体の一員として受け入れたASEANの抱擁精神が今後も続くことを期待する」と話しました。
さらにASEANとの経済協力について、「東アジア地域包括的経済連携（RCEP）の妥結で、新たな東アジア貿易ネットワークの時代を迎えている。大陸と海洋をつなぐここ釜山で、東アジアの企業経営者と新たな貿易の時代を語り合うことができ嬉しい」と語りました。