韓国と日本が双方からの渡航者への入国制限を強化した初日の９日、
両国を結ぶ空の便は大幅に減り、韓国からの入国者を制限する国と地域も増えたことから、仁川国際空港の利用者数は普段の６分の１に減っています。
大韓航空は、仁川と日本の12都市を結ぶ路線の17便を10日まで運航したあと、仁川と成田を結ぶ路線だけを残して休止します。
アシアナ航空はすべての路線について今月31日まで休止します。
運航の全面休止は日本に就航した1990年以来、初めてのことです。
９日の仁川発日本行きの便は合わせて7便で、乗客は62人だけでしたが、全員が韓国以外の外国籍の人だということです。
前日の８日には54便が運航され、乗客が合わせて4000人あまりに上っていたのとは対照的です。
仁川空港は、利用者数が１日平均20万人に上っていましたが、６分１に減り、なかでも先週末の７日には、開港以来初めて３万人を割り込みました。
韓国からの入国者を制限している国と地域は９日午前９時の時点で、世界の半数以上の国にあたる合わせて106の国と地域に上っています。