メニューへ 本文へ
Go Top

政治

韓国防疫当局 寄生虫治療薬の新型コロナ治療への応用に慎重姿勢

Write: 2020-04-07 10:48:18

韓国防疫当局 寄生虫治療薬の新型コロナ治療への応用に慎重姿勢

Photo : YONHAP News

韓国の防疫当局は、寄生虫感染症の治療薬「イベルメクチン」が新型コロナウイルスの治療に効果があるという海外の研究結果について、安全性と効果が十分に確認されていないとして、慎重な態度を示しました。
中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長は6日、オーストラリア・メルボルンのモナッシュ大学の研究チームが「イベルメクチン」が新型コロナウイルスの増殖を48時間以内に抑制するという実験結果を発表したのと関連して、「薬剤に対する研究段階の提言であって、臨床で検証されたわけではないため安全性、有効性がまだ確認されていない」と明らかにしました。
これに先立って食品医薬品安全処も、「一般的に抗寄生虫薬は吸収率が低いため、治療剤として開発するためには臨床試験など追加研究が必要だ」とした一方で、「今後、開発状況をモニタリングする」と明らかにしています。
食品医薬品安全処によりますと、現在、国内では「イベルメクチン」が含まれた抗寄生虫薬は許可されておらず、輸出用として1つの品目が許可されているということです。
「イベルメクチン」は、アタマジラミ症などの寄生虫感染症の治療薬で、1970年代にアメリカの製薬会社メルク社と日本の北里研究所によって共同開発されました。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >