文在寅（ムン・ジェイン）大統領は23日、南部の慶尚南道（キョンサンナムド）巨済（コジェ）にある大宇（テウ）造船海洋の造船所で開かれた世界最大規模のコンテナ船の命名式に出席し、「世界5位の海運大国への飛躍を目指す」と表明しました。
命名されたのは、海運大手HMM（旧現代商船）の「アルヘシラス（Algeciras）」で、コンテナ2万3964個を一度に運搬できる世界最大規模のコンテナ船です。
文大統領は、「韓国海運再建の信号弾を世界に打ち上げた」と評価したうえで、「世界5位の海運大国への飛躍を目標に『海運再建5か年計画』を力強く推進する」と述べました。
韓国の海運産業は2017年に韓進（ハンジン）海運の経営破綻で苦境に陥り、政府は2018年4月に安定的な貨物確保、低コスト・高効率の船舶拡充などを盛り込んだ「海運再建5か年計画」を発表し、実施してきました。
「アルヘシラス」を含めて合わせて12隻の超大型コンテナ船を建造中で、大統領府青瓦台は、「『アルヘシラス』の建造は、海運再建5か年計画であげた最初の成果」としています。