朴元淳(パク・ウォンスン)市長の急死で空席となったソウル市長の後任は、来年4月の補欠選挙で選ばれます。
中央選挙管理委員会によりますと、来年4月7日に予定されている再選挙・補欠選挙では、広域市では釜山市長とソウル市長の補欠選挙が行われるということです。
釜山市の呉巨敦(オ・ゴドン)前市長はことし4月に女性職員へのセクハラの事実を認め自ら辞任しています。
ほかにも裁判中の自治体のトップがいるため、結果次第では再選挙・補欠選挙が行われる地域が増える可能性があります。
一方、朴元淳氏や呉巨敦氏が所属する与党「共に民主党」は、2015年7月に改正した党の憲章で、「党に所属する選出公職者が汚職事件などの重大な誤ちによってその役職を失い、再選挙・補欠選挙が行われることになった場合、その選挙区に候補者を推薦しない」と定め、基礎自治体の議員選挙ではこれを適用してきました。
しかし、女性秘書に性的暴行を加えたとして逮捕された忠清南道の安熙正(アン・ヒジョン)前知事の後任を選ぶ選挙では候補者を出しており、釜山市長選挙についてはまだ決めていません。