韓国は、ことしのGDP＝国内総生産は去年を下回る見通しですが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響で、各国の経済規模が大きく縮小したため、世界のGDPランキングでは、去年より順位が3つ上がって9位になる見通しです。 
OECD＝経済協力開発機構が10日、発表したところによりますと、韓国のことしの名目GDPは、新型コロナウイルス感染症の第2波が発生しないと仮定すると、去年より1.8% 減少して1884兆8000億ウォンとなる見通しだということです。
OECDによるドルに対するウォン相場の展望値で換算すると、韓国のことしの名目GDPは1兆5449億3000万ドルで、OECDが経済見通しを示した46か国・地域中9番目に高くなります。
これは、韓国より順位が高かったカナダ、ロシア、ブラジルの経済規模が新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、大きく縮小したためです。
1位から8位までのアメリカ、中国、日本、ドイツ、インド、イギリス、フランス、イタリアの順位はことしも変わりがないということです。