統一部が、南北間でインターネットを通じて映画や書籍などのファイルを交換する場合に、統一部長官の承認を得る必要があるとする関連法の改正を進めていることがわかりました。 
統一部が19日、発表したところによりますと、ことし1月に国会に提出した南北交流協力法の改正案では、北韓への持ち出しや持ち込みに際して統一部長官の承認を得なければならない項目として、「情報通信網を通じた送受信」が追加されたということです。
北韓や北韓側の代理人との電子メールを通じた映画や書籍などのファイルの交換が増えていることを受けたものです。
一部では、北韓向けのラジオ放送を規制するためのものという見方も出ていますが、統一部は「ラジオ放送とは関係ない」と否定しています。
関連法の改正は、技術の発展や取引方式など、交流協力環境の変化にともなって、持ち出し・持ち込みの対象に、インターネット経由のサービスやファイルの交換も含めるためのものだということです。
統一部の関係者は、「以前も、保存装置に保存されたファイルは管理してきたが、取引の方式が多様化していることから、管理をより明確にするため改正を進めた」と話しています。