中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は20日までに新たに549人が確認され、累計で11万5195人になりました。 
1日の新たな感染者549人のうち、国内での感染は529人で、残りの20人は海外からの入国者でした。
死者は1人増えて、合わせて1802人になりました。
中央災害安全対策本部は20日、最近の感染拡大状況について、「先週の新たな感染者数は1日平均621人と、先々週より42人増えた。スポーツジムや学習塾などから感染が広がっている危ない状況だ」と危機感を示しました。
一方、鄭銀敬（チョン・ウンギョン）疾病管理庁長は19日、会見で、「慶尚南道（キョンサンナムド）や京畿道（キョンギド）の一部の地域で、イギリス型の変異ウイルスの感染が広がっている。こうした変異ウイルスの封じ込めがもっとも重要な課題だ」と強調しました。
先週変異ウイルスへの感染が新たに確認された人は、イギリス型64人、南アフリカ型5人、ブラジル型1人の合わせて70人でした。
こうしたなか、インドで初めて見つかった変異ウイルスに感染した人も新たに9人確認され、不安が高まっています。
保健当局は、変異ウイルスの国内での感染拡大を最大限抑え込むため、遺伝子解析の件数を増やすほか、22日からは南アフリカから入国するすべての人に対して、感染隔離施設で2週間待機させるなど、入国管理を強化する方針です。