外交部は、５月４日から５日にかけて、イギリスのロンドンで開かれるG7=主要７か国の外相会議に、鄭義溶（チョン・ウィヨン）外交部長官が出席することを明らかにしました。
韓国の外相が、G７外相会議に出席するのは、今回が初めてです。
今回の会議には、G7のメンバーのほか、韓国をはじめ、オーストラリア、インド、南アフリカ共和国など、議長国のイギリスの招待を受けた国も参加します。
外相会議では、６月に開催予定のG7首脳会議に向けた準備のほか、新型コロナウイルスのワクチン供給問題、気候変動対応などの懸案について、幅広く議論する見通しです。
鄭長官は、今回の会議で、日本政府による東京電力福島第１原発の汚染処理水の海洋放出決定に言及する可能性があります。外交部の関係者は、「福島第１原発の汚染処理水の問題については、２国間や多国間（会議）で引き続き外交活動を展開することが基本方針である」と説明しました。
鄭長官は、５月２日にイギリスに出発する予定で、会議に合わせてG7メンバーと外相会談を行うものと予想されます。