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経済

韓国 新南方・新北方地域向け輸出が過去最高に

Write: 2021-12-28 09:28:07Update: 2021-12-28 10:22:54

韓国 新南方・新北方地域向け輸出が過去最高に

Photo : YONHAP News

韓国はことし、東南アジアや中央アジアなど新南方・新北方地域への輸出が過去最高を達成する見通しです。
産業通商資源部と韓国貿易協会は27日、「新南方・新北方通商協力フォーラム」を開き、新南方・新北方政策の成果や今後の政策の方向などを共有しました。
産業通商資源部によりますと、新南方地域(ASEAN10か国+インド)向けの輸出は、2017年に1000億ドルを突破し、ことしは11月までの時点で1119億ドルとなり、年間ベースで過去最高を更新する見通しです。
とくに新南方地域では、世界最大のFTA=自由貿易協定であるRCEP= 地域的な包括的経済連携をはじめ、インドネシア、カンボジア、フィリピンなど新南方国家との二国間FTAを締結して市場の開放性を高め、グローバル貿易の不確実性を緩和する成果を収めました。
一方、新北方地域は、2016年には72億ドルに過ぎなかった輸出が、2019年138億ドルへと2倍近く増加しました。
ことしは11月現在で、すでに126億ドルとなっていて、こちらも過去最高を記録するものとみられています。
韓国企業の現地進出を見てみますと、ロシアとの船舶・自動車分野の協力、カザフスタンとの包括的経済協力プログラムの共同推進、ウズベキスタンとのエネルギー資源・デジタルグリーン分野での協力強化などが推進されました。
とくに、ロシアとの間では、韓国企業が2016年から2020年までに113億ドル規模の船舶建造を受注したほか、年間33万台規模の自動車エンジン工場への投資が決まりました。
呂翰九(ヨ・ハング)通商交渉本部長は「従来の欧米や中国に集中していた通称協力が新南方・新北方政策によって東南アジアやインド、ロシアや中央アジア国家へと拡大され、通商大国としての韓国の存在感を高める機会となった」と語りました。

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