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韓半島

元帥服姿の金正恩委員長 金日成主席と同一視して偶像化進める

Write: 2022-04-28 15:09:21Update: 2022-04-28 15:27:10

元帥服姿の金正恩委員長 金日成主席と同一視して偶像化進める

Photo : YONHAP News

北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が、25日に開かれた軍事パレードに白い軍服の元帥服姿で現れたことについて、故・金日成(キム・イルソン)主席と同じ立場を強調することによって偶像化を強める狙いがあるという見方が出ています。 
朝鮮労働党機関紙の「労働新聞」は28日付けの一面トップに、25日に開かれた朝鮮人民革命軍創建90年を記念する軍事パレードに白い軍服の元帥服姿で現れた金正恩国務委員長を目にした各界各層の反応を掲載し、1953年の金日成主席と2022年の金委員長を並べて同一視することに焦点を合わせました。
これについて専門家は、元帥服姿をすることで、韓国戦争の休戦協定が結ばれた直後の1953年に同じ服装で北韓の住民の前に現れ、アメリカ軍との戦争に勝利したと誇示した故金主席を思い浮かべさせる狙いがあるという見方を示しています。
故金主席が朝鮮人民革命軍の創設者なら、金正恩委員長は北韓を核保有国の地位に引き上げた指導者であるということを浮き彫りにし、同一視させる狙いがあるというものです。
金委員長は、すでに2012年に共和国元帥の称号を受けていますが、元帥服姿で公の場に姿を現したのは初めてです。
一方、北韓が25日に大規模な軍事パレードを行ったことについて、統一部は、「国防力を誇示し、これからも核武装を強化していくという意気込みを示したものだ」としたうえで、緊張を高めることをやめ対話に戻るよう北韓に促しました。
また統一部は、故金主席が創設したと主張した朝鮮人民革命軍の創建日に軍事パレードを開くことで、金政権内部の結束力の強化を図り、政権の正統性を強調する狙いがあるという見方を示しました。
金委員長の演説については、韓国やアメリカに向けた直接的なメッセージはなかったものの、核兵器を使う可能性について言及し、核武装を引き続き強化するという方針を強調したと分析しています。

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