登山家のナム・ナニさんは、韓国人としては初めて「アルベール・マウンテン・アワード」を受賞しました。
「アルベール・マウンテン・アワード」の授賞式は24日、スイス・ベルンにあるスイスアルプス博物館で開かれ、韓国の女性登山家のナム・ナニさんがドイツやベルギーの登山家たちなどと並んで受賞しました。
「アルベール・マウンテン・アワード」は、ベルギーの国王で登山家だったアルベール1世を記念して1993年に設立されたアルベール1世メモリアル財団が主催するもので、1994年から2年ごとに開催されています。
登山家や地理学者、山岳文学などの作家、山岳医、山岳環境保護のために貢献した個人や団体に賞を贈ってきました。
ナム・ナニさんは1984年、北の白頭山(ペクトゥサン)から南の智異山(チリサン)まで続く韓半島最大の山脈を76日間にわたり単独で縦走し、1986年には女性として初めてヒマラヤ山脈のガンガプルナを制覇しました。
最近では、アメリカとメキシコの国境からカナダの国境まで4000キロ以上におよぶ「パシフィック・クレスト・トレイル」を踏破しました。