10代のインターネット利用時間は1日8時間と、新型コロナウイルスの感染が広がる前のほぼ2倍に伸びたことがわかりました。オンライン会議システムを利用した授業など、インターネットを利用した非対面での交流が増えたことが影響を及ぼしたとみられます。 
 
韓国言論振興財団が1日に公表した「10代のメディア利用調査報告書」によりますと、韓国の小学4年生から高校３年生のネット利用時間は、モバイルとパソコンを合わせて、平日は1日平均8時間だったということです。
 
2016年の調査では1日平均3時間20分で、2019年には1時間あまり伸びて1日平均4時間半でしたが、最近の３年間は1.8倍伸びています。
 
青少年統計によりますと、青少年の平日の睡眠時間は平均7.2時間で、ネット利用時間が睡眠時間を上回ります。
 
報告書は、ネット利用の増加傾向について、「ネット依存症だとか、ネットが青少年の成長発達に悪影響を及ぼしているということではなく、ネット利用は、青少年の日常になっている」と説明しています。
 
ネット利用時間を年齢別に見ますと、高校生が1日平均10時間以上で、中学生はおよそ7時40分、小学生はおよそ5時間40分になっていました。