WBC=ワールド・ベースボール・クラシックの１次ラウンド、韓国は10日に東京ドームで行われた第2戦で、同じB組の最強チームとされる日本に、4対13と大差で敗れました。   
 
先発マウンドに上がったのは、金廣鉉（キム・グァンヒョン）投手とダルビッシュ有投手でした。
 
1回と2回を無得点で終えた韓国と日本は、3回表、梁義智（ヤン・ウィジ）選手のツーランホームランで韓国が先制し、さらに李政厚（イ・ジョンフ）選手のタイムリーヒットで3点をリードしました。

しかし、5回裏、韓国で「野球天才」と呼ばれる大谷翔平選手がツーベースヒットを放つなど、日本代表チームの打撃陣の活躍で、3対6に逆転されました。

6回の表、朴健祐（パク・コンウ）選手のソロホームランで２点差となりましたが、6回裏に、中村選手や大谷選手など攻撃陣が圧巻のパフォーマンスを見せ、さらに5点をリードされ、4対11と点差が開きました。

7回裏、日本がさらに２点を追加した後、両チームとも得点がなく、試合は、4対13で、韓国が日本に大敗しました。
 
韓国は、前日の9日にオーストラリアに7対8で惜敗したのに続き、日本との第2試合では大敗し、1次ラウンドで2連敗となり、ベスト8入りに暗雲が立ち込めています。

韓国は、12日にチェコ、13日に中国とそれぞれ戦います。韓国がチェコと中国に勝って2勝をあげ、さらに1次リーグの最終日にチェコがオーストラリアに勝たなければ、準々決勝に進出できません。

韓国は2006年の第1回大会で準決勝に進み、2009年の第2回大会では準優勝を果たしましたが、2013年と20017年には1次ラウンドで敗退しています。

 第5回となる今回の大会には、合わせて20チームが参加し、B組は韓国、日本、中国の他にオーストラリア、チェコが出場、上位2チームが準々決勝でA組上位と対戦します。